信用の高値期日接近や為替の動き、企業決算の期待弱まり、上値重い展開

(指標)日経平均

 先週の予測では、現状は三角保ち合いの中の動きとなっており、戻りを試せば14800円水準が上値で、下値模索となればまずは14000円水準、ここを切ると10月8日の13748円が下値ポイントとしました。
 週初めは、前週末の急落からの自律反発とアメリカ株式の上昇と好決算期待で、30日(水)には14500円台を回復しました。しかしガンホーの急落やバルチック指数の下落をきっかけに先物主導で下げ幅を拡大する動きとなり、31日(木)は▼174の14327円、さらに週末11月1日(金)はアベノミクス効果で期待の高まっていた主要企業の1つソニーが予想外の下方修正となったことで売りに押され、▼126の14201円で引けました。
 今週も本格化している決算を前に一進一退の動きとなりそうです。すでに6割の企業が発表を終えて全体では通期予想の上方修正が多いものの、ソニーやコマツ、日産自動車など主力銘柄の下方修正が目立ち、相場全体を押し上げる状況とはなっていません。その背景には外国人買いが細って市場ボリュームが低い中先物主導によって振り回されているところがあります。さらに今週はアメリカで重要な経済指標の発表もあり、円相場への影響を見極めたい動きも強く、目先は14000~14600円のレンジでの動きが想定されます。
 連休明け5日(火)は、海外株高の流れを引き継いで△118の14310円と高寄りするものの、ソニーに続き日産が下方修正して急落となったことで日経平均も上げ幅を縮小する動きとなり、終値は△23の14225円で引けました。

日経平均11-5

(指標)NYダウ

 先週の予測では、9月18日の15709ドルのザラ場での史上最高値を試す形となるが、現水準からの上値は重く、高値圏でのもみあいになりそうだとしました。
週初めは、主要企業の好決算とFOMCでの量的緩和継続期待で、29日(火)には終値で15680ドルと史上最高値を更新。その後はFOMCの声明文の中に緩和継続について積極的な表現がなかったことで材料出尽くしから反落となりましたが、週末11月1日(金)は10月ISM製造業景況指数が予想を上回ったことで△69の15615ドルで引けました。
今週は、経済指標に注目となります。7日の7~9月期GDP、8日の10月雇用統計となりますが、GDPは4~6月期比鈍化の見通し、10月雇用統計は政府機関の閉鎖の影響で悪化の見通しですので、量的緩和策の継続がより確実となってきます。季節的にはクリスマス商戦に入り需給が好転する時期ですが、財政問題は先送りされたといっても年明けには再び問題となるので、それを無視して上昇が続くのかどうか注目となります。チャート上は9月18日の15709ドルを終値で上回って15800ドルを超すことができれば、短期上昇トレンド(B)を上放れする形となりますので、一段高の可能性はあります。基本的には高値圏でのもみあいが続くことになりそうです。
週明け4日(月)は、8・9月製造業受注が予想を下回り買い材料がない中、一部の値ガサ株の決算が相場を支え△23の15639ドルで引けました。

NYダウ11-4

(指標)ドル/円

 先週の予測では、FRBによる金融緩和策の長期化観測が広がりドル安圧力となっており、29~30日のFOMCで景気に慎重な見方が示されるとドル売り基調となる可能性があり、レンジを96~98円台としました。
週初めの28日(月)、29日(火)は97円台後半での動きとなっていましたが、30日(水)はFOMCでの現行の量的緩和策維持の見方からNYダウやS&Pが史上最高値を更新したことでリスク志向の円売りとなり、98円台の動きとなりました。FOMCでの声明では緩和策維持だったものの、実体経済への悪影響についての言及がなかったことで早い時期の緩和縮小への思惑で金利が上昇し、ドル高・円安となって98円台後半までの円安となりました。週末1日(金)は98.35円で引けました。
 今週は、量的緩和長期化への思惑も来年の3月以降までは継続という見通しが大半となってきたことでドル売りは一服しつつあります。但し、アメリカの景気回復の程度については見方が分かれるため、上下どちらか一方的に進む動きとはならず、96.5~99円のレンジでの動きとなりそうです。8日発表の10月の雇用統計は政府機関の閉鎖の影響で正確な雇用情勢を反映していないため、相場の方向性を決定づける要因にはならないとみられています。

為替ドル円11-4

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