アベノミクスの正体

・先週の主な経済ニュースから見るアベノミクスの成果

アベノミクスにより、強い日本が取り戻されているかのようだ。先週の主な経済ニュースから日本の現状、進んでいる方向が見えてくるだろうか?【内に、矢口がコメント】

*日本銀行は足元の景気について『緩やかに回復している』として、2カ月ぶりに判断を前進させた。また『マネタリーベースが年間約60兆-70兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う』方針を据え置いた。

*7月の景気動向一致CI速報値は106.4と、6月の105.5から上昇した。先行CI速報値は107.8と、前月の107.2から上昇した。内閣府は、景気の基調判断を『上方への局面変化を示している』から『改善を示している』に変更した。

*SMBC日興証券は、主要250社の2013年度の経常利益見通しは前年度比31.2%増と、6月時点の予測27.8%増から上方修正した。純利益も55.0%増と、6月時点での43.3%増から上ぶれる見通しで、過去最高益を見込んでいる。

*世界経済フォーラム『2013年版世界競争力報告』で、日本は総合順位を前年より1つ上げて9位となった。順位の上昇は3年ぶり。
参照:プレスリリース(日本語)
http://www3.weforum.org/docs/WEF_NR_GCR_Asia_2013-2014_JP.pdf
参照:順位
http://www3.weforum.org/docs/GCR2013-14/GCR_Rankings_2013-14.pdf

*年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、4~6月期に、2兆2100億円の利益を計上した。利益計上は4四半期連続。6月末の運用資産額は3月末に比べて5463億円増の121兆116億円で、2010年3月末の122兆8425億円以来3年3カ月ぶりの高水準となった。財投債を含む運用資産全体の利回りはプラス1.85%だった。

運用資産別では、国内株式は運用利回りがプラス9.70%、1兆7144億円の利益となった。外国株式はプラス6.14%、9218億円の利益を計上。円安で円換算の評価額が増えた影響もあった。一方、国内債券はマイナス1.48%、9451億円の損失で、比較可能な2008年度以降では最大のマイナス幅となった。

GPIF2013年6月末の運用資産額及び資産構成割合
  運用資産額(億円) 運用資産の構成割合(%)
国内債券 724508  59.87
国内株式 190348  15.73
外国債券 121418  10.03
外国株式 156127  12.90
短期資産  17715   1.46
合計   1210116  100.00

【GPIFは2013年第2四半期に、2兆2100億円の利益を計上した。債券での大幅損失を、株式と外貨建て資産の利益で埋めて、更に利益を出した。

今後もマネタリーベースが増加し、景気が「緩やかに回復」、「改善を示し」、インフレ率が上昇するなら、円安、債券安、株高のトレンドが続きそうだ。このままの資産配分でも利益が出るとは思うが、債券の比率を下げれば、より多くの利益が期待できるかと思う。】

*8月のマネタリーベースは前年同月比42.0%増の172兆4437億円と6カ月連続で過去最高を更新した。7月の38.0%増から加速した。前年実績を上回るのは16カ月連続。

【アベノミクスの第一の矢、「大胆な金融政策」が稼働中だ。】

*8月上中旬の貿易収支は8274億円の赤字と、前年同期の5741億円の赤字から拡大した。上中旬ベースの赤字は23カ月連続。輸出額は前年同期比16.8%増、輸入額は21.2%増。

【輸出入共に大きく伸びているが、エネルギー価格高、円安で輸入金額の伸びがより大きい。貿易赤字は円安要因だが、経常黒字なので、相殺されると円高圧力はまだ強い。一方、TPPで諸外国との垣根が低くなると、単純に考えれば技術競争力があって成長率の低い国が有利となり貿易黒字が予測できる。輸入の買い手は国内だけだが、輸出の買い手は諸外国だからだ。日本はTPPで最も利益を得る国の1つかと思う。】

*4~6月期の金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比横ばいの8兆3106億円だった。前期の3.9%減から上昇、3期ぶりのプラスとなった。うち製造業は9.1%減、非製造業は5.6%増だった。

全産業の売上高は前年同期比0.5%減の311兆6656億円で、うち製造業が3.9%減、非製造業は1.0%増。経常利益は24.0%増の15兆6790億円で、うち製造業が51.5%増、非製造業は11.3%増だった。

*8月の登録車と軽自動車の販売台数合計は36万6754台と、前年同月比1.1%減だった。4カ月連続で前年実績を下回った。

*8月のサービス業PMIは51.2だった。7月の50.6から上昇した。

*夏休みの成田空港の出入国者数が約406万9100人と、前年同期から約16万3500人増えた。外国人出入国者数が約139万4300人で、前年同期と比べ18.8%の大幅増となった。日本人は2.1%減の約267万4900人だった。

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