サイバーエージェント(4751)

サイバーエージェント(4751)はこの1年間、スマホ市場でのビジネス基盤を確立するために、経営資源の多くを投入してきました。これは従来ビジネスに従事していた人、物、そして大量のテレビCMを含む金ということになります。

一般的な会社であれば、その時点で儲かっている事業であれば、その事業の収益をある程度は維持しつつ一部を先行投資に回す戦略を取るものですが、同社では儲かっている事業を縮小してまで将来にかけて投資を行いました。

その背景にはスマホ市場のポテンシャルの大きさが、従来のPCやガラケーとはけた違いに大きいという経営者の読みがあったと考えられます。

当然、その結果業績は大きく落ち込みました。2012年9月期の営業利益が174億円であったのに対して、2013年9月期の現時点の会社予想は100億円と43%減る見込みです。ただし、厳密に言えばスマホへの先行投資が本格化したのは2012年9月期の半ば辺りからですので、従来ビジネスの実力としては営業利益で200億円程度あったと思われます。

そのスマホビジネスですが、いよいよ収益化のめどが立ち始め、会社側が来期の収益めどを公表しています。この背景には、同社が先行投資によって顧客を、スマホを通じたブログ、コミュニティやゲームで囲い込んだ結果、業界他社を見回しても同社に追随してくるところがなく、今から本格的に資金を大量投入するところもないだろうという経営者の判断があります。

具体的には同社のAmeba事業の営業利益を今期の80億円の赤字から来期は50億円の黒字化を目指すというものです。もともと、Ameba事業はPC、ガラケーで年間60億円強の営業利益を稼いでいた事業ですが、スマホへのシフトを進める過程で80億円まで赤字が膨らみました。

130億円の収益改善の中身は、テレビCMを今期の80億円から50億円に減らすこととAmeba事業での広告収入、課金収入をそれぞれ50%程度増やすという目論見です。

もちろん、現時点でその成否に答えが出るわけではありませんが、ネットビジネスの多くはまず無料サービスや広告で顧客を集め、その後に収益を回収するパターンです。その点で言えば、スマホの市場で圧倒的な優位性を確保した同社の収益化は、正確なレベルは予測不能としてもかなり確度の高いものと考えられます。

昨年末からのアベノミクスのバブル相場の間、スマホへの先行投資に経費を投じていたため、業績が大きく落ち込んだこともあって、同社の株価はバブルの影響をさほど受けていません。そういった意味でも株価のダウンサイドリスクは意外に小さいのではないかと考えられます。

もちろん、まだ目に見えない来期の業績を評価するわけですので、強弱感は対立しやすく、短期的な株価変動は大きくなりますので、その点には注意が必要です。

なお、同社についての詳細な分析レポートがこちらからダウンロードできます。
http://cherry100.mods.jp/ra/s/677

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