S&P 500 月例レポート

2013年前半のS&P500は好調でした。第1四半期は10.03%上昇し、第2四半期はより小幅の2.36%の上昇となりました。結果、前半は12.63%上昇し、1998年(16.84%上昇)以来最も好調な前半期となりました。年初来ベースならびに第1四半期ベースでは10セクター全てが上昇しました。一方、第2四半期は半分が上昇、半分が下落、とまちまちでした。前半で最も好調だったセクターは、19.06%上昇したヘルスケアでした。オバマケア(医療保険制度改革)の成否にかかわらず、ヘルスケアサービス、医薬品、研究の需要は継続し、資金提供が必要となるからです。最悪のパフォーマンスとなったのが素材ですが、それでも1.68%上昇しました。コモディティ価格が引き続き不安定で、企業がコスト上昇を消費者に素早く転嫁する能力が限られていることが下方圧力となりました。利回りが追求される中、年初は配当株が堅調でした。トレーダーが短期間で利益を上げようと動き、高配当銘柄(公益事業と電気通信)を押し上げました。成長の追求が利回りの追求を上回った時点でトレーダーは去り、高配当株は下落しました。残った高配当株へのコアな投資家にとっては好調な2013年前半となり(配当は前半で13.9%上昇)、後半も引き続き堅調が続くと見られます。昨年のユーロでの通貨遊びは円に取って替わられました。日本の景気刺激策に期待が高まり、日本市場は年初から5月末にかけて上昇しました。過剰な期待を懸念して調整入りしたものの、成長への期待から6月も1.42%上昇し、主要市場の中で唯一の上昇を遂げました。第2四半期の決算発表では、より安価な部品や(日本からの)輸入に関する言及があると見られますが、円安による実際の利益など具体的な数字はこれまでも発表されていません。世界の金利は上昇したものの、依然として超低金利でした。各国の中央銀行が低金利、信用政策、刺激策を通じて消費を促したことが背景にありました。米国株式市場の焦点は、FRBがいつ資産買い入れを縮小させ、利上げを行うかでした。年初来ベースでは、S&P500の構成銘柄の86.2%(431銘柄)が上昇し、そのうち63.8%(319銘柄)が2桁台の上昇を、20.6%(103銘柄)が25%以上の上昇を遂げました。10銘柄が50%以上の上昇を遂げ、そのうち家電量販店のBest Buy(BBY、130.6%上昇)、オンライン娯楽サービスのNetFlix(NFLX、127.5%上昇)、 半導体製造のMicron Technology(MU、125.7%)の3銘柄は100%以上の上昇を遂げています。最悪のパフォーマンスとなったのが鉄鉱石生産のCliffs Natural Resources(CLF)でした。2012年末に比べ57.9%、2011年末に比べ73.9%下落しています。金鉱大手のNewmont Mining(NEM)は年初来ベースで45.0%下落し、総合製鉄会社のU.S. Steel(X)は26.6%下落しました。過去最高値を記録後、下落が続いた電子機器大手のApple(AAPL)は25.9%下落しました。憶測が飛び交い、目立った銘柄の1つは、2013年前半に13.3%下落したJ.C. Penney(JCP)でした。同社は新しいCEO、態度、顧客への感謝を通じて小売業の立て直しを図っています。一時期高値株だったFirst Solar(FSLR)は前半で44.9%上昇したものの、業界内が再編(M&A)や破綻の時期と見られることから、依然として不安定でした(過去最高値を記録した2007年10月以来67.4%下落)。コンピュータ関連のHewlett-Packard(HPQ)は反転して74.0%上昇、2011年の終値からわずか3.7%の下落となりました。ブローカーたちの主な話題はFRBではなく、引き続き個人投資家がマーケットに戻ってくるか、最近のマーケットの混乱を見て逃げてしまうかどうかでした。

表

表

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> ETF/REIT> S&P 500 月例レポート