第34回、一目均衡表その5、「転換線を極める!」

□そして②のケースは基準線まで押すケース。これも安心して見ていられる上昇相場だ。

②強い上昇相場。
上昇トレンドが強いときは、押し目が入ったとしても基準線のところを押し目の限界(=サポートライン)として上昇する。

□逆に言えば、押しても基準線までという上昇トレンドはまだまだ安定上昇のトレンドだということ。

■基準線のところで跳ね返されるという押し目が、押し目の代表パターンなんですね。

□そのとおり。続いて③は先行スパン1まで押すケース。これはやや不安も出てきたがという状態。

③まずまず強い上昇相場
上昇トレンドの押しが先行スパン1を押し目の限界(=サポートライン)として上昇した場合は、まだそれなりに強い相場である。

但し、不安定な動きも出てきたということで、注意は必要。その後反転につながるケースもあり。

■了解。

□そして最後に来るのが④のケース、先行スパン2まで押すパターンだ。これはぎりぎりの上昇相場。

④ぎりぎりの上昇相場
上昇トレンドの押しが先行スパン2を押し目の限界(=サポートライン)として上昇した場合は、上昇相場がぎりぎり維持されたという状態である。

□一歩間違えれば終了するかもしれなかった上昇相場がかろうじて維持されたという状態。

■なるほど。土俵際、徳俵で踏ん張ったということですか。

□そういうこと。次の図は先ほどの米ドル/円日足の続き。見てご覧。長期安定上昇の見本のような上昇をしていた米ドル円が、やがて基準線まで押し(図の②)、先行スパン1まで押し(図の③)、現在先行スパン2まで押している(図の④)ところだとわかる。

図

■なるほど、これは典型的パターンですね。

□そうだね。安定した上昇トレンドの力が次第に弱まっていっているのがよくわかる。

転換線に支えられて上昇していた相場がやがて基準線まで押すようになり、先行スパン1まで押し、最後に先行スパン2まで押した。最後の砦で踏ん張ったが以前ほどの力はもうないかもしれないですね。

□前回勉強した半値線の極意を元に補足してみようか。

■お願いします。

①(転換線までの押し)は短期トレンド、中期トレンド、長期トレンドともに買い方優勢を続けている状態。買い方にとって微塵も不安はない。

②(基準線までの押し)は、短期トレンドが一時的に売り方優勢になったが、中期トレンドも長期トレンドも買い方が優勢をキープしているので、これまたなんら問題ないという状態。通常の押し目はここが多い。

③(先行スパン1までの押し)は、短期トレンドに加え中期トレンドまでが一時的に売り方優勢になった状態。ただし、長期トレンドがまだまだ買い方優勢で安定しているので、不安になりすぎるのはよくない。長期上昇相場の深い押し目はここが多い。

④(先行スパン2までの押し)は短期トレンド・中期トレンドが売り方優勢になり、長期トレンドまでが買い方優勢が崩れかけた。それを最後のぎりぎりのところで踏ん張った状態がこのケース。上昇トレンドが続くための最後の分岐点で、ここを突破されると、もはやそれまで続いていた上昇トレンドは完全に終わったと判断しなければいけなかった。あぶない、あぶない、と言ったところ。

■なるほど。ここまで説明していただくと完璧に理解しました。

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