第10回 ETF投資のまとめ

これからのETF市場

 米国では既に一般化し始めて、広く個人投資家にも普及し始めていますが、これからETFが最も有望な分野は債券です。恐らく債券ETFは相当なスピードで成長するでしょう。その結果、世界のETF市場で運用される資産額は今よりも遥かに大きなものになるでしょう。
 日本でも債券ファンドはメジャーですが、その多くは分配金ツールとして使われています。筆者は、それを否定するものではありません。売れるものはニーズに応えているから売れているのです。ただ、債券はもっと資産運用の根本の部分で定着するべきだと思っています。低コストの債券指数ファンドが存在すれば、日本の個人投資家も一層本格的な資産運用を少額から始めることができるでしょう。
 一般的に、債券は株式と比較して非常に複雑です。日本の企業がユーロ建てで社債を出すこともあれば、その年限も様々、その格付けも様々です。その結果、同じ発行体が出す債券にも複数あり、その利回りや通貨も異なります。個人投資家ではなかなか理解しにくい資産ですので、投資信託の形で専門家の運用をベースに普及するのが自然だと言えます。
 現在は分配型の債券ファンド中心ですが、徐々に債券の市場リスクをベースにした投資、つまりそれは株式市場リスクを分散するための手段としての債券投資ですが、それが求められることでしょう。今後、日本円が外国通貨に対して下落すればするほど、債券ファンドは外貨資産の受け皿として必要になると思われます。世界では既に債券ETFの成長が始まっていますが、日本でも将来的には債券ETFが極めて有望だと思います。

まとめ

 株価指数というものは資産運用の様々な局面で利用されており、その役割を理解することで投資家は投資の参考になる情報を得ることができます。また、指数値の組み合わせをすることで、投資家は自分で投資戦略を考えたり、シミュレーションすることが可能です。それを実現する手段としてETFがそのまま使えることになります。
 次に、パッシブ運用の考え方は非常に重要ですが、ETFや個別銘柄投資をすることも当然株式投資です。どちらかが良いわけではなく、両方とも真剣に取り組むべきでしょう。筆者は、パッシブ運用が教える最も大事なことは、コストに敏感になることだと思います。いくら高いリターンを生み出す投資商品があったとしても、それに伴うコストが高ければ、最終的な利益は大きくなりません。筆者は、株式投資家が唯一自分でコントロールできるものはコストだと考えています。そうであれば、コストの高い金融商品には敏感であるべきでしょう。それがパッシブ運用の本質ではないかと思っています。

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