2013年4月1日時点での主要市場見通し

2013年6月末までの予想レンジ(メインシナリオ)について、前月号(2013年3月号)及び3/9付「一隅の花」との具体的な変更点は下記の通り(前月号⇒「一隅の花」⇒今号、の順に並ぶ)。
日経平均株価(円) 10500~12000 ⇒ 1100012500 ⇒ 変更なし
10年国債利回り(%) 0.63~1.2 ⇒ 変更なし ⇒ 0.55~1.2
米ドル(円) 85~95 ⇒ 8797 ⇒ 変更なし
ユーロ(円) 110~127 ⇒ 変更なし ⇒ 変更なし
豪ドル(円) 90~105 ⇒ 変更なし ⇒ 変更なし
(下線太字部は修正個所)

2013年12月末までの予想レンジ(メインシナリオ)について、前月号(2013年3月号)及び3/9付「一隅の花」との具体的な変更点は下記の通り(前月号⇒「一隅の花」⇒今号、の順に並ぶ)。
日経平均株価(円) 10500~13000 ⇒ 1100013500 ⇒ 変更なし
10年国債利回り(%) 0.8~1.7 ⇒ 変更なし ⇒ 変更なし
米ドル(円) 85~100 ⇒ 87~100 ⇒ 変更なし
ユーロ(円) 110~130 ⇒ 変更なし ⇒ 変更なし
豪ドル(円) 90~120 ⇒ 変更なし ⇒ 変更なし
(下線太字部は修正個所)

シナリオの背景

・シナリオの大枠の考え方は、「基本シナリオと見通し数値について」で述べた通りである。
・短期的に警戒されるのは、国内株式、国内債券、外国為替市場における、日銀の追加緩和に対する過剰な期待である。一部では「白川総裁は量的緩和に後ろ向きで、そのため日本経済はデフレを脱却できなかったが、黒田総裁は「異次元の量的緩和」を打ち出すので、デフレを脱却できるだろう」との偏見が横行している。
・筆者は、白川総裁下の日銀も積極的に量的緩和を行なってきたし、黒田総裁下の日銀も、引き続きその延長線上で、前向きな緩和を継続すると考えている。ただし日銀だけでできることには限界がある。それは日銀が悪いわけではなくて、実体経済における資金需要が限定的なため、(カネ余りの方向には向かってはいるが)日銀が資金を散布するほどには経済全体はカネ余りにはなりにくいからだ。
・今後は長期的に、安倍政権の三つの矢のうち、財政政策や成長戦略など、金融政策以外の政策により経済活動が強まり、資金需要が回復して、その結果として、これまで日銀が銀行に散布した資金が役に立つこととなろう。

(図1)

・国内銀行の貸出金の前年比をみると(図1、銀行勘定のみであり、信託勘定や、国内銀行の海外支店分を含まない)、徐々に貸出の伸びは強まっている。しかしその伸びはまだ高いとは言えず(特に「都市銀行」(※1))、貸出の中身を見ても、地方銀行(図1では、いわゆる「第二地銀」を含めない)の地道な住宅ローンの営業拡大や、都市銀行のM&A資金や円安による輸入代金の水膨れ分に対する貸出だと推察されている。国内M&Aであれば、貸出資金が国内で回って国内でのカネ余りに通じる可能性があるが、海外M&Aの場合は資金が海外に流出する。輸入業者の輸入代金に充てられる分も、海外へ流れ出してしまう。
・このため、これまでの日銀の量的緩和の努力は、ある程度は貸し出し増として結実していると言えなくはないが、その効果は十分とは言い難いだろう(十分であれば、既に日本経済はデフレを脱却しているだろう)。逆に白川総裁がデフレの主犯であるかのような言い方は、2011年央から既に国内銀行合計の貸出が前年比プラスに転じているという、着実な実績を無視した論だと言えるだろう。
・すなわち、これまでの日銀の量的緩和努力は、大きくはないが地道な成果は緩やかに挙げてきており、これからの日銀の成果も、前向きではあろうが、同様に地道で緩やかで大きくはないだろう。

※1 旧都市銀行の再編や一部行の破綻もあり、現在では「都市銀行」という名称自体が死語に近いと思うが、日銀の統計上では「都市銀行」との分類上の名称が付されている。

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