3月期末に向かって高値圏のもみあい続く

(指標)日経平均

 先週の予測では、12671円を突破すると13000円が意識されるが、短期的には過熱感も高まっており、円安が一服すれば利益確定売りで下げる場面も考えられるとしました。週明けの18日(月)にキプロスの預金課税問題を巡る懸念からドルが急落し、日経平均は▼340の12220円と大幅な下げとなりました。しかし、キプロスショックは一時的な見方が多く、翌日には△247の12468円と反発しました。その後は為替も落ち着いたことから、21日(木)には△167の12635円と4日ぶりに昨年来高値を更新しました。しかし、週末の22日(金)はキプロス問題が再燃し、▼297の12338円で引けました。結局、週間で▼1.8%と6週間ぶりに下落となりました。
 今週は、懸念されていたキプロス問題が大まかな合意に達したことで、3月期末の日経平均の着地点13000円目標(甘利経済再生担当相発言)に向かう動きとなるのかどうかに注目が集まります。25日(月)は、先週末の大幅下落の反動もあって△169の12507円で寄り付き、後場も一段高となって△207の12546円で引けました。出来高・売買代金は増加しておらず、買い戻し中心の上昇だったといえます。柴田罫線からみると、21日(木)の△167の12635円で更なる上昇の形である「ろく買」が出現していますが、この法則が高値圏で出る場合は、売りに転換しやすいという傾向があります。12671円を抜くことができずに引線の終値で12318円を下回ると、久しぶりに短期の売転換が出現し、12000円台くらいへのスピード調整となる可能性もあります。12671円を突破して13000円を目指すには、為替が円安基調を強めるかにかかっています。 

(指標)NYダウ

 先週の予測では、FOMCで金融緩和の出口戦略についての話が出なければ景気回復期待は続き、高値圏での動きとなるが、17日(日)のキプロスの預金課税の問題がどう影響するのか注目としました。結局、キプロス支援を巡り一喜一憂の動きとなりました。18日(月)には一時▼108の14404ドルまで下げましたが、FOMCでの出口戦略の言及はなく、これまでの金融緩和が維持されることが確認され、20日(水)は△55の14511ドルとなりました。しかし、再びキプロス懸念で一時▼128の14383ドルと大幅下落。週末の22日(金)は好調な企業業績を受けて△90の14512ドルで引けました。結果的には前週比ほど変わらずとなりました。高値圏での上値の重い展開が続いています。
 今週は、懸念材料だったキプロス問題がいったん合意されたことで悪材料はなくなり、経済指標に注目することになります。25日には英国でバーナンキ議長の演説があり、28日には2012年10~12月期のGDP確定値が発表されます。予想を上回れば最高値を再び更新する動きとなりますが、そうでなければ高値圏でのもみあいとなってきます。

(指標)ドル/円

 先週の予測では、アメリカの景気回復期待や黒田新体制のスタートで円売り、イタリアの政局など欧州の債務懸念で円買いと一方的に動きにくい展開を想定しました。しかし、週明けの18日(月)にキプロスの預金課税問題を巡る懸念からドルが急落して94円台の円高へ振れることになりました。又、黒田日銀総裁の21日(木)の就任記者会見でサプライズはなく、円が買い戻される動きとなり、目先材料出尽くしととなっています。円安材料はないことになります。
 中長期の柴田罫線では、91.8円を下に切らなければドルの売転換(円高)となりませんが、短期分析の柴田罫線では21日(木)の94.9円で売転換が出現しています。

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