円安一服で輸出関連も一服、指数の上値思いが内需株の物色へ

(指標)日経平均

 先週の予測では、日米首脳会談でTPP交渉への参加表明や日銀の総裁人事で買われてくる可能性が高い一方で、イタリア総選挙の結果を受けて利益確定売りの可能性もあるとしました。
 週明けの25日(月)は、TPP交渉参加表明、日銀の次期総裁に金融緩和積極派の黒田氏の起用の提示からの円安進行、欧米株高を受けて△276の11662円と約4年5ヶ月ぶりの高値をつけましたが、翌26日(火)は、イタリア総選挙の結果を受けて欧州信用不安が高まり、▼263の11398円と反落しました。27日(水)は▼144の11253円まで下落。しかし、28日(木)は欧米株高を受け、円安は一服しているものの内需株が買われて△305の11559円と急反発、週末の3月1日(金)は先物主導で△47の11606円で引けました。高値を更新しているものの、これまでのように円が一方的に上昇しにくい状況では内需株が買われても日経平均の指数はそんなに大きく伸びにくく、高値圏でのもみあいの可能性が高いと思われます。日経平均は先高期待が高いものの、買いがでは財政懸念からリスク回避の円買いの方向も考えられます。11300~11700円のレンジ内を想定。
 4日(月)は、前場は黒田次期日銀総裁の所信表明への期待から円安が進み、一時11767円まで上昇するものの、表明後は円安一服となり、上海市場の急落もあって上げ幅を縮小し△45の11652円で引けました。

(指標)NYダウ

 先週の予測では、バーナンキFRB議長証言が注目となり、28日(木)のGDPが上方修正されるようだとNYダウの史上最高値も意識されるが、3月1日(金)の歳出の強制削減の決定が不安材料としました。
 週明けの2 5日(月)は、イタリア総選挙の結果を受けて▼216の13784ドルと大幅反落。しかし、FRB議長の量的金融緩和の継続を示唆する発言と経済指標の改善で、26日(火)は△115の13900ドル、27日(水)は△175の14075ドルと2日連続の大幅上昇となり、「ろく買」が出現しました。28日(木)は11149ドルまで上昇し、週末の3月1日(金)は終値で△35の14089ドルと昨年来高値で引けました。
 史上最高値まであと少しと迫っていますが、最高値を更新するかどうかは3月1日より実施の強制歳出削減実施が投資家心理にどう影響を与えるかとなります。まだ3月27日の暫定予算の期限まで時間があるために目先は大きな悪材料とは考えられてないのかもしれません。今週は、週末に2月の雇用統計の発表もあり、最高値近辺でのもみあいとなるかもしれません。


 

(指標)ドル/円

 先週の予測では、日銀の次期総裁に金融緩和積極派の黒田氏の起用の提示からさらなる金融緩和期待が高まるものの、一方で欧州債務不安がくすぶっており、当面は92~95円のレンジの動きを想定しました。
 結果的に、週明けの2 5日(月)は日本市場ではTPP交渉参加表明、次期日銀総裁へ黒田氏の起用方針、アメリカ株高を受けて94円台の円安となりましたが、引け後の欧州でイタリア総選挙の結果を受けて欧州信用不安が高まって90.85円まで急激な円高進行となりました。その後はイタリアの政局不安はあるもののいったん落ち着き、アメリカではバーナンキFRB議長の証言や好調な経済指標を受けてやや円安方向へ戻し、週末の3月1日(金)は93.55円で引けました。
 今週は、3月20日に就任する黒田日銀総裁の積極的な金融緩和への期待から円が売られやすい状況にはあります。但し、4日(月)の黒田氏の所信表明で目先円安一服の可能性もあります。今週も92~95円のレンジが想定されます。

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