スマホ対応に賭けるサイバーエージェント(4751)

昨年のネット市場における最大の現象は、何と言ってもスマートフォンによるアクセスの増大でしょう。つい数年前はインターネットへのアクセスはPCが一般的でした。もちろん、フィーチャーフォンのアクセスもありましたが、それはPCにとって代わるというイメージではありませんでした。

しかし、今やスマホがあれば、PCはいらないという人も増えているのではないでしょうか。日本の場合はフィーチャーフォンが独自の進化を遂げていたため、スマートフォンの普及率が諸外国と比べて低いのですが、それでも急ピッチで普及が進んでいます。

そして、そのスマホの普及によって拡大したのが、スマホ向けの広告市場です。
特にスマホ対応のアフィリエイト広告は爆発的に増え、1月のファンコミュニケーションズ(2461)の売上高は50%を超える伸びを示しています。これは、スマホだけの伸びではなく、PC、フィーチャーフォン、スマホの合計ですから、スマホだけ取ればまさに爆発的な伸びです。

スマホで売上を伸ばした代表的な広告業がそのファンコミュニケーションズやインタースペース(2122)でした。当コラムでも8月にインタースペースをご紹介しました。
こちらの記事→https://money.minkabu.jp/34454
当時の株価は7万円強でしたが、高値は25万円強までありました。ファンコミュニケーションズもほぼ同等の上昇となっています。

ところが、同じ広告業でありながら、サイバーエージェント(4751)は全く冴えませんでした。同社の場合、広告とは関係ないゲーム事業で、コンプガチャ問題に足を引っ張られた面はあります。しかし、広告トータルでも利益は伸びていません。

この差はなにかというと、今の稼ぎと将来の稼ぎのどちらに重きを置いたかの違いと考えられます。一般的な企業は70-80%の力を今の稼ぎにあて、20-30%を将来の稼ぎにあてるという具合にバランスを取ります。しかし、サイバーエージェントの場合、今回は全く逆で今の稼ぎに20-30%、将来の稼ぎに70-80%を注いだという感じです。

それは、スマホの登場が根本的にインターネット市場の形を変えると経営者が考えたためです。本来、なかなかここまではできないでしょう。やはり、今儲かることをやれば、もっとずっと儲かるなら、そうする企業が大半です。しかし、同社は人、物、金の多くを既存事業からスマホにシフトしました。その結果、短期的に業績は大きく悪化しています。それもこれも、スマホのポテンシャルは並大抵ではなく、しかもネット市場のスピードは一瞬の躊躇を許さないほど速いということがあります。

しかし、狙っていたスマホ対応のプラットフォームはかなりの勢いで構築されています。もちろん、どの段階で目に見えて収益がついてくるかは正確には読めません。しかし、これからさらに半年、1年待つほどではないと思います。

ということで、株価はまだまだ乱高下はするでしょうが、サイバーエージェントに注目してみたいと思います。
なお、より詳細な分析はこちらからレポートをご覧ください。
http://cherry100.mods.jp/ra/s/599

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