足元の相場膠着について~第一幕と第二幕の間の、必要な一休み~

 では、流動性による株高・円安でないとすれば、一体何であるかと言うと、世界的なリスク恐怖症の後退という流れが大枠であると考えている。世界的な株価上昇は、日銀の緩和や「アベノミクス」では説明できない。米独の長期金利が上昇する一方、スペインやイタリアなど南欧諸国の国債利回りは低下したが(図表3)、これも説明できない。「世界経済は地獄に落ちる」「ユーロという通貨は消えてなくなる」などの行き過ぎた悲観論に翻弄された世界市場が、まともな状況に戻りつつあるのであって、その大きな流れの中での日本株の上昇や、「リスク回避のための円高」の後退が生じている、と見るべきだ。

(図表3)

 筆者は、月次見通し資料「花の一里塚」で最初に2013年1~6月の市場見通しを正式に打ち出したのは、昨年7月号からであるが、その時から、2013年1~6月の日経平均の高値見通しは12000円であって、今でも変えていない。これはもちろん、「アベノミクス」がその時点で予想できていたわけではない。当時も世界的に行き過ぎた悲観論が蔓延していたが、これが後退する、と見込んでいただけだ。それは、今でももちろん変わらない。

 また、このままでは、世界市場はバブルにならないだろう。バブルになるだろうとか、ならないだろう、と皆が考えている時は、バブルにならない。バブルが生じても、誰もバブルだとは思わず、それが実体経済や企業収益に基づいた当たり前の株価であり、種々のデータや理論で正当化できる、と信じ込む状況でなければ、バブルではない。だからこのままでは、バブルにはならないだろう。

(以上)

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