週間相場展望(2012.12.10~)~続々と発表される日米中の指標に注目~

 先週の国内株式市場は小確りの展開であったが、米国の財政問題や国内の金融緩和期待を意識して債券市場も活況となり、債券先物は145円超と過去最高値を更新するなど、株高と債券高が同居する奇妙な環境が演出されることとなった。
 
 このような結果、先週の日経平均株価はその前の週に比べて81.38円(0.9%)高と4週連続で上昇した。週間の平均売買高は同5.2%減の19億936万株、平均売買代金は同9.1%減の1兆869億円。
 
 今週(12月10日~12月14日)は、国内外のイベントや経済指標の動向がポイントになると思われる。また、衆院選前の最後の週ということもあり、金融緩和期待から上値を試すのかどうか、高値警戒感が強まる中、神経質な地合いになることも考えられよう。
 
 まず、国内のイベントスケジュールとしては週初の月曜日に7~9月期GDP(国内総生産)改定値の他、10~12月期法人企業景気予測調査、11月の工作機械受注並びに11月の景気ウォッチャー調査ガが発表される。さらに、週半ばには10月の機械受注統計、週末には10~12月期日銀短観と重要な指標の発表が相次ぐ。GDPに関しては、速報値は年率換算で▲3.5%と3期ぶりに大幅なマイナス成長となったが、改定値では▲3%台前半と速報値よりわずかに改善するのではないかといった見方がコンセンサスとなっている模様。ただ、足元の収益環境は大きく好転しているようにも見受けられないため、やはり慎重に構えるのが賢明ではないかと思われる。
 
 法人企業景気予測調査では、大企業から中小企業までを対象に景況感や雇用情勢、設備投資、収益見通しなどが示されるが、足元や先行き見通しを企業がどのように想定しているか、ポジティブかネガティブかによってマーケットセンチメントは少なからず影響されるのではないだろうか。さらに、工作機械受注は機械業界の株価に影響しそうな他、景気ウォッチャー調査は街角景気の現状をタイムリーに把握できるため、現状認識を判断するデータとして注目したいところである。
 
 そして、機械受注統計は民間設備投資の先行指標とされる「船舶・電力を除く民需」が2ヶ月連続でマイナスが続いているが、今回はプラスに転じるのではないかと見られている。ただ、ブレの大きい指標である上、景気の減速感が強まっていることもあり慎重に見るべきではないだろうか。
 
 そして、今週の最大の注目指標である日銀短観であるが、前回(7~9月期)の大企業製造業の業況判断指数は▲3と4期連続でマイナスとなった。今回は、▲10前後に悪化するとされており、景況感の悪化は避けられないとするのがコンセンサスとなっている。景気の悪化や中国との関係悪化の影響、欧州経済の低迷などを考えるとさらにマイナス幅は拡大する可能性もありそうだ。ただ、足元の円高修正の動きを受けて先行き見通しが改善傾向を示す結果になるようだと、マーケットへの影響は軽微なものにとどまり、ポジティブに反応することも考えられよう。
 
 なお、今週は衆院選前の最後の週であるが、引き続き各党の要人による金融緩和並びに景気対策への発言なども相場を左右しそうな気がする。
 

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