週間相場展望(2012.10.22~)~企業決算と米国のイベントに注目~

 欧州では、今週は特段のイベントは予定されていないが、引き続きスペインによる金融支援要請の動きが気になりそうだ。足元では、同国を巡る警戒感はやや後退しているが、実際に金融支援を要請すると欧州債務問題全体に対する懸念が後退する可能性もあるだけに、今週も同国を巡る動きに一喜一憂すると思われる。そして、経済指標ではドイツの10月Ifo景況感指数がポイントであろう。先に発表されたZEW景況感指数が2ヶ月連続で改善したこともあるように、同国景気の回復が示されるようだと、欧州市場の不安感も後退し、結果的にユーロを下支えすることになるであろう。
 
 中国に関しては、先週発表された7~9月期GDPは7期連続で前の期の伸び率を下回ったこともあり、先行きへの警戒感は根強く残っている。そして、今週はHSBCが10月の製造業PMI(購買担当者景気指数)を発表する。先週発表された9月の鉱工業生産は前月の伸び率を上回ったこともあり、今回製造業の回復傾向が見られるようだと世界経済に対する安心感が広がるかもしれない。
 
 為替相場に関しては、米国の景気の現状を受けたNY株式市場の動向、及び米債市場での長期金利の動きがポイントであろう。経済指標が景気の回復を示唆する結果になった場合、米長期\金利が上昇、日米金利差の拡大観測からドル買い/円売りの要因になるだけに、やはり米国の景気指標次第といったところではないだろうか。
 
 国内の需給動向に関しては一進一退の状況が続いている。先週、東京証券取引所が発表した10月12日申し込み現在の信用買い残は6週ぶりに増加した一方、売り残は3週連続で減少した。株価の割安感が強まったことに加え、3月の信用期日明けを受けて個人投資家が買いを入れたのではないかと推察される。そして、先週の急反発にもあるように株価のトレンドは上向いており、今後先高感を期待して下げた局面で個人投資家が買いを入れてくるような動きが高まると、下値は限定的になるかもしれない。
 
 投資部門別売買動向としては、10月12日現在、海外投資家は2週ぶりに売り越した一方、個人は2週ぶりに買い越しとなった。海外勢は依然として日本株には半信半疑のスタンスを崩していないように思われるが、個人投資家は株価の下押し局面で買いを入れたこともあり、投資スタンスは二極分化しているように見受けられる。今後は、日本株の出遅れ感が強まり、海外勢の買いスタンスが盛り上がるかどうかに注目したい。
 
 先週は、世界同時株高の様相が強まり、国内でも5日移動平均線が急速に上昇転換した他、25日線と75日線と相次いでゴールデン・クロスする勢いを示している。地合いは好転の方向にあるが、国内企業決算の結果次第では株価腰折れの懸念も想定されるだけに、上昇一服後のトレンドを見極めることが肝要と思われる。

このページのコンテンツは、SBIホールディングス㈱様の協力により、転載いたしております。

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