多少反発しても、下値模索はまだ続く可能性が高い

(指標)日経平均

 先週は、IMFが世界の経済の成長見通しを引き下げたことで為替もリスク回避の円買いへの方向へ傾き、日経平均は再び9月6日の安値8646円を試す動きも考えられ、8600~8900円のレンジを想定しました。結局、日中問題から自動車の中国での販売台数の大幅減、スペイン国債の格下げ、IMFの世界経済の成長見通し引き下げ、更には、12日(金)にソフトバンクとファースト・リテイリングの急落も加わり、又、SQ清算に伴う思惑的な売り仕掛けもあって、8534円と4日続落となりました。1週間で329円(▼3.7%)の下落となります。柴田罫線では、10日(水)に8596円で売転換出現となりました。
 今週は、安値圏でのもみあいの中で下値模索となる局面も考えられます。9月6日の安値をあっさり切ったことで9500円が心理的な下値のフシとなりますが、NYダウの株価の位置から考えるとさらに大きく下げる可能性もあり、その場合は8500円を守れず7月26日の8328円を試す動きとなります。柴田罫線では10日(水)に8596円で売転換が出現しましたが、これが買転換となるには、一旦反発して陽線が出て再下落となって安値を切り、次の反発で直近の高値を上回ってくると再度の買転換となってきます。要するに、安値圏で大きくもみあって7月26日の8328円か6月4日の8238円に対するダブル底のような形を作るのが理想的といえます。8400~8700円のレンジを想定。15日(月)は、一時7月26日以来の8500円割れで8488円まで下落しましたが、押し目買いが入って反発し、終値は△43の8577円で引けました。

(指標)NYダウ

 先週の予想では、上昇基調が続き高値を更新したところなので、利益確定売りが先行するとしました。7~9月期の決算内容とギリシャ・スペイン問題が要注意ともしました。結局、IMFの世界経済の成長見通し引き下げや7~9月期のスタートでアルコアなどの業績悪化懸念が相場の足を引っ張り、9日(火)は▼110の13473ドル、10日(水)は▼128の13344ドルと2日連続の大幅下落となり、週末12日(金)は△2の13328ドルと1週間で約2%下落して引けました。しかし、チャート上では、今のところ高値圏でのもみあいの状況となっているところです。
今週は、悪化懸念の決算と改善傾向の経済指標との綱引きとなりそうです。10月12日時点で、S&Pの7~9月期の業績は全体的に2009年7~9月期以来のマイナス成長が予想されています。しかし一方で、失業保険申請件数などの経済指標が改善を示しています。チャートからみると、NYダウの調整が不足しているといえます。6月4日の12035ドルから10月5日の13661ドルまでの上昇幅の1/3押し(13119ドル)以下の調整が欲しいところです。9月4日の安値12977ドルを終値で切らない限り、まだ上値を試す可能性があります。

(指標)ドル/円

 先週は、アメリカの好調な経済指標からドル買い円売りが続き、円安基調を想定し78~79円台前半のレンジとしました。しかし、日本市場の連休明けの9日(火)にIMFが2012年と2013年の世界の経済成長の見通しを引き下げたことでリスク回避の円買いが高まりました。又、10日(水)には、IMFが国際金融安定化報告書で欧州の銀行が実施する資金圧縮額の予想を従来から引き下げたことや、S&Pがスペインの2段階格下げを発表したことでユーロが売られ、ドルに対して円は77.95円と一時78円を突破する円高となりました。その後、アメリカの経済指標の改善を受けて12日(金)は78.42円までドルが買い戻されました。
 今週も海外の経済指標やEU首脳会議をにらみながらの展開となりそうです。アメリカの経済指標が良好であればドル買い、一方で欧州の信用不安の再燃や中国の景気減速懸念での円買いがあり、77.5~79円のレンジが想定されます。

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