世界景気減速懸念から上値は重く、下値は金融緩和から限定的だが

(指標)日経平均

 先週は、中国市場が休場で、ECB理事会、ドラギ発言、9月の雇用統計を含む経済指標の内容に左右されるとしました。75日移動平均線(9月28日時点8860円)を割り込むと調整が長引くが、8646円は強力な下値抵抗ラインになるとしていました。
 結局、3日(水)に8738円まで下げて終値8746円となりましたが、米経済指標を好感しドル高・円安となり、ユーロでも円安が続いていることで輸出株が買い戻され、4日(木)は△77の8824円、5日(金)は△38の8863円と8800円台を回復してきました。
 今週は、先週末の米雇用統計の改善を受けて円安基調が続き、主力の輸出関連株は買い戻しが続きそうでしたが、連休明けの9日(火)の日本市場は世界銀行とIMFの経済成長見通しの引き下げを受け、又、米国の決算内容も不安があることから、▼93の8769円と3日ぶりの反落となりました。再び9月6日の安値8646円を試す動きも考えられます。基本は、8600~8900円を想定。

(指標)NYダウ

 先週の予測では、週末の9月雇用統計に注目が集まるが、それまでは相次ぐ経済指標に一喜一憂する展開も想定されるとしました。
 結果的に、好調な経済指標が相次ぐことになりました。1日(月)は9月ISM製造業景況指数が4ヶ月ぶりに50を上回り、3日(水)は9月ISM非製造業景況指数、9月ADP全国雇用者数も予想を上回り、4日(木)は製造業受注額、そして5日(金)は9月の雇用統計で失業率が2009年1月以来の低水準となり、NYダウは13661ドルまであって、△34の13610ドルとなり、年初来高値と同時に2007年12月10日以来の高値で終わりました。
 今週は、相場の上昇基調が続き、高値を更新したところですので、企業の業績やギリシャ問題などで悪材料が出ると利益確定売りが上値を押さえることになります。今週から米企業の7~9月期決算が始まりますので、最初のアルコアやJP・モルガン・チェースなどの決算内容は企業業績全体の方向を占う上で重要といえます。それにギリシャやスペインの財政問題が引き続き要注意です。今週は、上値を試すというより、高値圏でのもみあいとなりそうです。

(指標)ドル/円

 先週は、日銀の金融緩和が見送りならば円買いの流れ、9月の雇用統計が予想を下回ればドル売り・円買いとなりやすいとしましたが、日銀の追加の金融緩和は見送られたものの雇用統計は予想を上回り、ドル買い・円売りとなりました。ユーロに対して円が売られたこともあってジリジリと円安基調となり、週末の雇用統計では失業率が7.8%と2009年1月以来の水準へ低下したことで一時ドルは78.87円まで買われ、78.67円で引けました。77~78.5円を想定していましたが、予想を超える円安基調となりました。
 今週は円安基調が続きそうです。先週の9月の雇用統計で雇用情勢の回復を示す結果になったことで、ドル買い・円売りの動きとなりやすく、11日(木)開催予定のG7で為替相場の安定や欧州債務問題などが議題に上がり、「円安」が意識されるところです。78~79円台前半が想定されます。

1 2

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> 市場解説・相場展望> 世界景気減速懸念から上値は重く、下値は金融緩和から限定的だが