ETFを使って「リスク」を上げずに「リターン」を上げる方法

2. リターンは予測不可能である

 次に、主要な資産のリターンをみたのが図表2です。図表1と同じ資産・期間についてみていますが、図表1との違いは一見して明らかでしょう。リスクとは異なり、リターンは実に不安定でランダム、つまり予測不可能であることが分かります。わかりやすくまとめれば、これまで高リスクであった資産が突如として低リスクの資産になることはあまり無いけれども、これまで高いリターンを実現した資産のリターンが突然低迷するということは実に頻繁にある、ということです。

 もちろん、「ハイリスク・ハイリターン」という言葉があるように、長い期間をとれば、高リスク資産のリターンは低リスク資産のそれよりも高くなってしかるべきです。しかし、3カ月や1年、さらには5年という期間を取った時でさえ、リスクに応じたリターンが得られる保証はありません。少々気取った言い方をすれば、投資や運用といった行為の中で、投資家が自らコントロールできるのはリスクであって、決してリターンではないということです。

 さて、ポートフォリオを組んだ後は、取ったリスクと実際のリターンを付け合せることで、投資家が動くべき時とそうでない時がわかります。例えば、全ての資産についてリスクに見合ったリターンが得られた場合、投資家が何か新しい行動を取る必要はありません。しかし、高リスク資産が低リターンにとどまった時(あるいは低リスク資産が予想外に高いリターンを実現した時)には、何らかの判断を下す必要が生じます。

 ところで、図表2をより詳細に見ると、高いリターンを記録したその後には低いリターンになり易いという傾向が少なからず見て取れます。つまり、リターンは予測不可能ではありますが、平均に回帰する傾向(Reversion to mean)はあるのです。ですから、高リスク資産が低リターンにとどまった時に取るべき行動は「買い」ということになります。

 とはいえ期待外れのリターンにとどまっている資産を買うというのは、なかなか勇気がいります。そのため、これを機械的に行うような仕組みがあれば好都合です。実は、ポートフォリオ運用の中で一定のルールに基づいてリバランスを行うことで、これを機械的に実施する事ができます。極論すると、一旦ポートフォリオを組んでしまえば、投資家がやるべき事はリバランスだけで十分なのです。

図表2

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