人知れず過去最高益を更新する食品株

ここ数年、プリマハム(2281)の業績が好調である。
かつては収益面で大手3社(日本ハム、伊藤ハム、丸大食品)に大きく見劣りし、2000年前後の10年間、毎年のように赤字が継続し、資本を大きく毀損した。
しかし、2003年の伊藤忠商事による増減資以降、企業体質は様変わりに変化している。
食肉加工業の難しさの一つの側面は、製造工程で人手に頼る部分が多く、自動化が難しいということである。それゆえ、食品デフレ下ではなかなか収益性が高まらず、トップの日本ハムでさえ、この間収益は大きく悪化している。
それに対して、プリマハムでは長期間の赤字体質を脱却するという切羽詰まった状況から、工場の従業員数を半減するという思い切った手を打ち、生産性を劇的に向上させることに成功した。その結果、食肉加工品の利益率は今や日本ハムを上回っている。
加えて、コンビニエンスのベンダー事業でも収益化に成功している。コンビニエンスのベンダー事業は、食肉加工品同様、人手に頼る部分が大きく、多くの会社が低収益にあえいでいる。
それに対して同社では、食肉加工品の収益化に成功したことを背景に、ベンダー事業でも収益率を高めることに成功している。
食肉加工事業およびコンビニベンダーの収益性の向上によってここ数年の同社業績は右肩上がりの成長を遂げており、食肉加工業では唯一と言える過去最高益を更新している企業である。営業利益で比較した場合、かつて大手3社に大きく水を開けられていたが、今や日本ハムに次ぐ2位の収益水準となっている。
前年度下期から食肉の収益が悪化しているため、今期の業績見通しは久しぶりの減益である。ただし、需給によって収益が変動する食肉事業は短期的に好不調を繰り返す性格があり、ほぼこの上期辺りが需給の最悪期となることから、下期以降の食肉の収益回復と全社の増益転換も期待されるところである。
現時点の会社予想ベースのPERは8倍を割れており、ダウンサイドリスクも少ないものと思われる。

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