「市場を丸ごと」のインデックス投資か「半分バフェット」のETF投資か

4. ETFで機動的なリバランス

 リバランスの重要性については、今後当コラムでも繰り返し指摘することになると思いますが、ここでは、リバランスに関して常に話題になる点、つまりその「頻度」について若干の考察を加えておきましょう。

 実際にポートフォリオの管理を行うとして、果たして、リバランスは半年毎に行った方が良いのでしょうか、それとも一年毎が良いのでしょうか。あるいは一定期間という基準ではなく、長期的な目標となる構成比率から一定水準乖離した時に行うべきでしょうか。

 この点に関する定説といったものはどうも無さそうです。というのも相場環境(安定した上昇相場か、変動の激しい不安定な相場か)によっても結果が変ってくる可能性があるからです。いずれ皆さんにもご紹介する筆者のETFモデルポートフォリオで2006年以降のデータを使ってリバランスシュミレーションを行った結果、一定の期間よりも一定の乖離に基づいてリバランスをした方が結果は良好でした。もう少しいろんな相場環境でデータを検証すべきでしょうが、不安定な相場環境では、一定の乖離に基づいてリバランスを行う方が良いというのは、直感的にもおかしくなさそうです。

 一定の乖離に基づいてリバランスを行うとすると、実際に相場の大変動に直面した時(一時的ですが)頻繁な売買が必要となる場合もあります。再び筆者のETFモデルポートフォリオのシュミレーションをみると、金融危機のあった2008年にはポートフォリオの売買回転率が約40%にまで高まっています(逆にそれ以外の年はおおむね10%以下の回転率に収まっています)。銘柄ごとにみても、1カ月の間に「売り」と「買い」と「売り」と3回もリバランスしたようなケースが頻発しました。

 投信ではなくETFでポートフォリオを構成することの意味がここにもあります。つまり、日中あるいは短期間での売買が可能なETFであれば、不安定な相場環境の中でも機動的なリバランスができるのです。指値やストップロスといった注文の柔軟性も上手く利用すれば、効果が上がるでしょう。もちろん売買の頻度や運用面の煩雑さといった点も常に考慮する必要がありますが、機動的なリバランスという点においてETFは投信よりも優れています。

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