週間相場展望(2012.8.27~)~為替相場の動向に注目~

 為替相場に関しては、当然のことながらユーロ圏と米国のイベントを見比べながらの神経質な展開が予想されよう。ドイツとイタリアの首脳会談で両国の思惑が衝突するような事態に陥るとユーロ売りが加速しかねず、再度、下値模索の展開になるかもしれない。逆に、前向きな動きが表面化するようだと上値を目指す可能性も考えられそうだ。ドルは米国の金融緩和期待が後退するようだと買い戻されることが予想されよう。ユーロ不安が広がるとリスク回避の円買いが加速するかもしれないが、米国で金融緩和期待が後退した場合、対ユーロとの絡みでどのような動きになるのか、非常に神経質な展開になるであろう。
 
 需給面に関しても強弱感が対立しそうだ。先週、東京証券取引所が発表した8月3週(8月13日~8月17日)時点の東証における投資部門別売買動向によると、海外投資家はプラス909億円と2週連続で買い越した一方、個人はマイナス1,074億円と3週連続の売り越しとなった。この週は、日経平均株価が上昇したことで個人投資家は信用の買いを手仕舞ったことが売り越しの要因と思われる。海外投資家は、足元の株高を受けて出遅れ感のある日本株に買いを入れたのであろう。海外投資家の買い越し額は4月第2週以来の規模に膨らんだとはいうものの、依然としてその規模は小さく、本格的な出動とは言いがたいのではないだろうか。今週は、欧米の注目イベントを意識する中、個人、海外投資家ともに買いが増えるのかどうかに注目すべきところであろう。
 
 信用取引動向に関しては、8月17日申し込み現在の信用買い残は2週連続で減少した一方、売り残は2週連続で増加、この結果信用倍率は2.65倍と2週連続で低下(改善)した。株式相場が上昇したことで買いを手仕舞う動きが広がった一方、高値警戒感などから売り残が増加したと推察される。ただ、買い残の減少で戻り売り圧力がやや後退していることは好感されそうであり、やや身軽になった個人投資家が今週、どのような行動を取るのか物色の方向性と併せ、見極めるべきであろう。
 
 先週は、日経平均株価は週末に大きく下げたことで、今週は仕切り直しといったムードが広がっている。これまでは、世界的な金融緩和観測が心理的な支援要素となったものの、今週米国で緩和観測が後退すると調整相場が長引く可能性も否定できないであろう。チャート的にも、日経平均株価は5日移動平均線を下回ったことで、欧州や米国の情勢が投資家の予想を裏切るようなことになると25日移動平均線までの調整も想定できそうだ。一目均衡表でも転換線を維持できるかどうかがポイントになろう。また、週足の一目均衡表では来週、雲のねじれが起こるため、変化日若しくは転換日の週になる公算が大きいということは気に留めておきたいところである。

このページのコンテンツは、SBIホールディングス㈱様の協力により、転載いたしております。

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