円高修正続けば、9300円台も

(指標)日経平均

 先週は、お盆休みで売買代金は減少し、先物主導で大きくブレやすくなるとし、外部環境次第で上下にブレやすいとしましたが、円安をきっかけに上へ大きくブレで、週末は7月4日の9136円を上回る9162円で引けました。きっかけは、アメリカの4~6月期の企業決算が好調で、経済指標も予想を上回るものが多く、NYダウは年初来高値を目指す動きとなりました。この結果、FRBによる追加の金融緩和期待が後退し、国債利回りが上昇して日米金利差が拡大し、円売り・ドル買いとなりました。さらに、欧州債務懸念も後退してユーロ買い・円売りとなったことで、日本市場は薄商いから主力の輸出関連株中心に買われ、先物に買いが入り、裁定買いを誘って、週末17日(金)は△69の9162円で引けました。
 今週は、柴田罫線でみると、9149~9351円が真空地帯となっており、円安が続くようだと9351円までの可能性があります。昨年の大震災直後の3月15日の8605円(終値)からの5月2日の10017円までの戻りの間に9351円以上で出来高が出来ており(A)、その後今年の3月27日の10255円からの下落で、5月2日に9344~9206円と窓を空けて下げていますので、9149~9351円(B)は真空地帯となっています。20日(月)は、前場は△55の9218円となって、25日移動平均線と75日移動平均線がゴールデンクロスしましたが、後場は一時マイナスに転じ△8の9171円で引けています。

(指標)NYダウ

 先週は、今年の最高値の13338ドルに接近してきており、約3ヶ月ぶりの高水準になっていることで要注意としていますが、14日(火)の米7月小売売上高が4ヶ月ぶりのプラスとなったことで、買い安心感が広がり、最高値の13338ドルを試す動きとなってきました。先週まで6週連続の上昇となり、週末の17日(金)は13281ドルまであって、△25の13275ドルで引けました。
 先週までは、薄商いの中を金融緩和への期待と経済指標の改善が上昇相場を支えてきました。夏休みムードが終わる今週からは、改めて欧州債務問題への警戒感やFRBによる追加の金融緩和を巡る観測が交錯し、神経質な展開となりそうです。一気に5月1日の13338ドルを大きく上回ることができれば、新しい相場の展開も期待できるところですが、高値圏でのもみあいとなる可能性が高いと思われます。


 

(指標)ドル/円

 先週は、円が下落しやすい状況といえますので、14日(火)の米7月小売売上高が予想を上回ればドル買い・円売りが進みそうだとしました。結局、14日(火)の米7月小売売上高が予想を上回ったことで、78.72ドルで引けてドルの買転換出現となり、ドルの下降トレンド(A)を上放れる形となりました。15日(木)は、FRBによる追加の金融緩和が遠のいたとの見方が広がり、ドル買い・円売りの勢いが強まって79円台前半の円安となり、週末17日(金)は79.55円で引けました。
 チャートをみると、下降トレンド(A)の中で、7月22日の77.94円、8月1日の77.91円とダブル底を作ったあと、78.13~78.60円の小幅のボックス相場(B)となって、先週の14日(火)に78.72円でボックス相場の上放れと同時に、下降トレンド(A)も上放れる形となりました。
今週も先週の流れを引き継いで、円が下落しやすい状況といえます。米長期金利が上昇基調で推移すれば日米金利差拡大を見込んでドル買い・円売りが続くことになります。しかし、80円前後は大きな抵抗ラインとなるところですので、79.0~79円台後半の動きが想定されます。

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