インターネットイニシアティブ 鈴木幸一代表取締役社長インタビュー

──まさにインターネット業界の先駆者ですね

 創業当時、インターネットはアメリカでは普及していましたが、日本ではほとんど知られていませんでした。そうした中、日本でも誰もが手軽に使える情報通信基盤を提供したい、という思いを持った技術者が集まって、マーケットを創出してきました。当時はそれこそ会社が梁山泊みたいな状態で、不眠不休みたいな仕事をしていたことが思い起こされます。
 インターネット接続サービスは2000年頃に価格競争が激化しましたが、当社はこれに追随せず、アウトソーシングやネットワークの構築・運用・保守を複合的に提供する「トータル・ネットワーク・ソリューション・サービス」へとビジネスモデルを転換し、成長してきました。
 当然ながら、業態はインフラの変化によって変わるもの。今は情報と通信が融合する時代になってきました。インターネットの世界でも、また違った展開になると考えています。そのために適切な手を打ち、技術者を成長させることが必要となってくるでしょう。将来を見据えてそのための準備をしていくということが常に必要になってきます。
 ただ、当社は今でも〝神田の町工場〟といわれるほど、意外と昔ながらの経営スタイルを取っている部分もあります。気長に若い技術者を育て、育った才能こそが最大の経営資源。こんな考えが経営の基本となっています。

──現在、世はクラウド時代といわれていますが

 私は、スティーブ・ジョブズこそ、実は最初のネット世代の経営者といえるのではないかと思うんです。OSではなく、ネットありきのパソコンという思考です。将来、ネットワーク技術が進歩することによって、スマートフォンのような端末が、パソコンにとって代わるということが、彼には前からみえていました。
 でも私の個人的な意見を言えば、クラウドという言葉は輝いて聞こえますが、これはある意味、デフレやコストカットという概念を伴っているということです。アセットレス~共有~コストカットという流れにならざるを得ない。所有するのではなくシェアするという考え方ですから。ただ、そういう本質を持ちながらも、おそらく時代の要請として、クラウドは発展していく。
 そしてクラウド時代のネットワーク社会では技術革新も恐ろしく早く、世界的な競争も激しくなるでしょう。これは逆に言えば、誰もが世界のプラットフォームになれる可能性があるということ。そのために必要なのは国際化です。だから、今後はより積極的に、欧米やアジアにパートナーを求めていかなくてはならないでしょう。
 当社のクラウド時代に向けての具体的な取り組みを挙げれば、国内向けクラウドサービスでは「IIJ GIO(ジオ)」の進展があります。海外では3月に「IIJ GIO USサービス」の提供を開始し、案件を順調に獲得しています。
 またこれも3月から、中国向けクラウド・サービス提供に向けてチャイナ・テレコムと戦略的提携を締結しました。ちなみに日経BP社の「第4回クラウドランキング」では3部門でベストサービス賞を受賞しています。

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