なぜ相場はバブルを繰り返すのか?~第6回「大恐慌」

教訓

大恐慌の発生により、米国では工業生産がピーク時の1/3以下に落ち込み、1200万人に達する失業者を生み出し、失業率は25%に達しました。閉鎖された銀行は1万行に及び、1933年2月にはとうとう全銀行が業務を停止する事態に陥りました。大恐慌の影響は世界各国にも深刻な経済危機を引き起こしました。不況は長期間に及び、回復することなく第2次世界大戦へ突入する事態になってしました。
これほどまでにバブルの影響が深刻になったのは、投機の参加者が200万人とも言われるほど多数であり、崩壊の影響が広く一般市民に及んだためです。同時に市民の貯蓄率がゼロに近づくほどローンによる消費が浸透していたために、経済の信用収縮が家計に大きな打撃を与えました。
また、銀行が大きな痛手を受け、信用が回復しなかったことも大きな理由です。市民と銀行への影響の大きさが、これほどまでに深刻で長期の不況を招いています。
この時代には自動車、電機など新しい技術や商品が次々に登場し、まさに新時代を予感させていました。まさに繁栄が永続する時代に入った、これまでとは違うと将来に対する期待と楽観が満ち溢れていました。しかしそういった楽観が社会全体に浸透したたために、バブル崩壊後の影響が深刻でした。
社会全体に楽観論が広まったときは、バブル崩壊が近く、崩壊の影響は非常に大きいことを覚悟しなければなりません。
[教訓]
☆時代が変わったという楽観論が社会に広がったときは、バブルで最も危険な状態にある

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