今週は、北朝鮮の水爆実験を受け、アメリカ、中国、ロシアの対応に注視

(指標)NYダウ

 先週の予測では、北朝鮮リスクやトランプ政権の政治リスクへの懸念から上値は限的で株式市場は不安定な動きを想定しました。 しかし結果的には経済指標が好調でアメリカの景気回復が期待され、それにもかかわらず早期利上げ観測が出なかったことで株価は上昇し、ナスダックは史上最高値更新、NYダウも再び22000ドル回復を目指す動きとなりました。29日(火)の朝方、北朝鮮は日本上空を通る弾道ミサイルを発射しましたが、一時的に▼135ドルの21673ドルまで下げるもののすぐに織り込み、その後の経済指標の予想を上回る結果を受けて、4日連続の上昇となり週末は一時22038ドルまで上昇して△39ドルの21987ドルで引けました。

 先週末の8月雇用統計が予想を下回ったことで利上げ観測が後退し、一方でアメリカ経済は好調との見方から株価は上昇する動きとなりました。今週は9月末の政府の債務上限引き上げでの可否で政府機関封鎖の懸念が強まっていましたが、ハリケーン災害の復興が遅れないようにするため、閉鎖の懸念は後退しています。一方で北朝鮮リスクは再度ミサイル発射があれば緊張が高まってくることになります。トランプ政権の政治対応と北朝鮮問題の動きを見極めながらの相場の動きとなりそうですが、NYダウが8月8日の22179ドルを引線の終値でこえてくると、柴田罫線で「ろく買」という追加の買法則がでて、もう一段の上昇が期待できることになります。
 
NYダウ09-04
 

(指標)ドル/円

 先週の予測では、前週末の26日(土)の北朝鮮のミサイル発射による地政学的リスクやトランプ政権の政治的混乱の懸念から為替の方向感が出にくく108~111円のレンジを想定しました。

 結果的に、週始めは北朝鮮の日本上空を通過する弾道ミサイルの発射を受けて8月29日(火)には一時1ドル=108.27円までドルが売られましたが、その後は好調な経済指標が相次いだことでアメリカの経済回復期待からナスダックが史上最高値を更新し、株式が4日連続上昇となってドルも買われ8月31日(木)は110.67円の高値をつけ、週末の9月1日(金)は110.28円で引けました。 想定した108~111円のレンジの下限から上限までの動きとなりました。さらに円安を試すには111円を終値で上回ると柴田罫線でドルの買転換出現となります。

 今週は、トランプ政策とFRBの金融政策の不透明感が広がっていることから方向感のない展開が想定されます。トランプ大統領のメキシコ国境付近の壁建設に関し、予算の問題で議論が長引けば税制改革の論議が停滞し、ドル売り優勢になる可能性があり、一方で経済指標が好調であれば年内追加利上げ観測が再燃しドルが買われることになります。目先は1ドル=111円を突破できれば112円を試す動きとなりそうです。
 
為替09-04
 

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