衰退の法則に学ぶ~外からどう見抜くか

・ポイントは、なぜ彼がその任に昇進したかを別の人に聞いてみることである。会社の然るべき役職の人々にとって、他人の昇進はあまり愉快ではないが、それでも、なぜ彼が出世したのかをしっかり語れる会社はいい会社である。人事の公正さを知る上で、その反応をみることは大いなるヒントになる。

・3つ目は、オーナー型会社の場合は、本人の資質が会社の行く末をほとんど決めてしまうが、それをいかに組織能力にトランスフォームしていくかが問われる。そのためには、オーナーに後継者はどうするのかと単刀直入に聞くことである。

・考えていない社長ほど、不愉快な顔をする。考えている社長は持論を語る。但し、この質問をする時には、君はどう思うかと必ず聞かれる覚悟をして、話す内容を練っておくことである。自分の考えがなければ、よい答えを聞き出すことなどできない。

・企業は経営者がすべてである。しかし、経営者も一人では何事もできない。社員が最も大事である。その社員が、会社を面白くするように活動しているか。それができるように組織能力の向上を図っているか。まさに、最大のテーマであるガバナンスの効く経営システムの実践が問われている。

・その上で、顧客、取引先、地域社会、株主との対話が重要となる。投資家は、①経営力、②成長力、③業績のリスクマネジメント力、④ESGの持続力を統合的にみて、企業の投資価値を定量的かつ定性的に判断する。

・最近でいえば、東芝は何でこんな会社になってしまったのか。衰退の法則を頭に入れながら、いい会社に投資したいものである。

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