今週は、米朝関係悪化からの地政学的リスクを見極めるところ

(指標)NYダウ

 先週の予測では、NYダウはすでに9日連騰し、8日連続の史上最高値更新となっており、高値警戒感がでるところにきており、夏季休暇に入る投資家や市場関係者も多いためポジションを手仕舞いする動きがでてくるとしました。

 結果的に、そういう状況の中でトランプ大統領が北朝鮮に警告を発し、これを受けて北朝鮮もアメリカへの攻撃を発したことで地政学的リスクが高まり、8月10日(木)にはアメリカ株式は全面安となり、NYダウは▼204ドルの21844ドルと大幅続落となりました。週末はロシア外務相の発言を受けて一服し△14ドルの21858円で引けました。

 今週は、引き続き北朝鮮情勢を注目することになります。北朝鮮によるグアム島周辺へのミサイル発射計画が明示されたことで、どうなるか結果がでるまでは株式市場は軟調な動きとなりそうです。過去の経験では地政学的リスクを嫌気した株式市場の下落は一時的である場合がほとんどですので、大きく下げれば買い場を探す動きとなると思われます。
 
NYダウ08-14
 

(指標)ドル/円

 先週の予測では、8月4日(金)の7月雇用統計が予想を上回る強い結果になったことで、ドルが買われ年内追加利上げ観測が浮上したが、他の経済指標は強弱マチマチであり不透明であるとしました。トランプ大統領のロシアゲート問題の政治リスクを考えるとドル売り要因になるとし、ドルの上値は限定的で110~112円のレンジの動きを想定しました。

 しかし、8月8日(火)のトランプ大統領の北朝鮮への警告をキッカケに地政学的リスクが高まり週後半はアジアを中心に世界的な株安となり、リスク回避のドル売り・円買いとなって週末は108.74円までドルが売られ109.15円で引けました。

 今週は、先週に引き続き北朝鮮とアメリカの対立の激化が続くことでドルの上値は重い展開となります。まず、先週のドルの安値は108.74円と4月14日の108.55円に近づいており、ここを下回るようだと108円水準が目先のポイントとなります。年内の利上げ観測も後退していることでドルの反発は期待しにくいところです。108~111円のレンジを想定。
 
為替08-14
 

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