GPIFのESG投資とは~新たなESGインデックスに注目

・GPIFは25年単位の超長期投資家である。5年が中期、10年が長期、25年が超長期というタイムスパンである。145兆円を運用する中で、25%を国内株へ、25%を外国株に投資する。銘柄でいえば日本株で2200社、外国株で2600社を有する。その意味でGPIFはユニバーサルオーナーである。つまり、ほとんどの株は持っている。

・そうなると、リターンは個別のαよりも、市場全体(インデックス)のβの方が重要になり、βの底上げが最大のテーマとなる。そこで、ESGをベースに中長期のサステナブルな企業価値を全体として向上させるべし、となる。

・GPIFはPRI(国連責任投資原則)に署名した。これを踏まえて、ESGを考慮した運用をAMに要請している。ESGをどのように扱うかはAM次第だが、AMから報告を聴くだけではなく、企業にも直接アンケートを出している。

・そこでは、一般論としてAMの活動が企業価値向上に貢献しているかどうかを聞いている。また、企業サイドからアセットオーナーと直接対話したいという要請を受けて、企業・アセットオーナーフォーラムをスタートさせた。ここでは、企業の生の声を聴いている。

・AMは、インデックス会社、エンゲージメント代行会社、議決権行使会社に、企業価値向上に資する判断を丸投げするのではなく、第3者のサービスを使うなら、そこに対してもきちんとエンゲージして、評価することを求めている。

・企業には、ESGをベースにした持続的な企業価値向上を求めており、その一貫として、①優れたCG報告書や、②優れたIR(統合報告)書をAMに選んでもらい公表している。さらに、企業と個別に対話する時は、必ずCG報告書やIR書を読んでいくように、AMへ要請している。

・GPIFはPRIに基づく運用をAMに求めるが、企業サイドにはSDGS(持続的な開発目標)にどのように対応してほしいのか。基本はCSV(共通価値創造)なので、SDGSの17項目をよく吟味する。

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