【IRアナリストレポート】コシダカホールディングス(2157)

~カラオケで首都圏攻勢とアジア展開を加速、カーブスは圧倒的存在へ~

【ポイント】
・5月にエクイティファイナンスを実施し、54億円を調達した。内外でのカラオケ戦略の実行に活用する。マーケットでは株式のダイリューション(希薄化)懸念よりも、次の成長期待を反映し、株価は髙値圏まで上昇している。

・カラオケの収益力がはっきりと復調してきた。会社側の業績上方修正もカラオケの貢献が大きい。ここ2年カラオケの構造改革を進め、首都圏への出店攻勢をかけてきた。その効果が顕在化し、今後も持続しよう。将来は、内外のカラオケで1000店を目指すという方向に展開しよう。

・カーブスは、会員が現在80万人であるが、100万人まで拡大できそうである。従来の見方よりパイはかなり大きくなりそうなので、引き続き業績を牽引しよう。フィットネスの新たなビジネスモデル作りにも期待したいところである。温浴は黒字化した後、収益性がさらに向上している。次の成長戦略を検討することになろう。

・当社は、今年創業50周年を迎えた。カラオケの店舗数でトップクラス、フィットネスの店舗数では日本No.1である。温浴の再生マネジメント力も培った。2017年5月末現在、カラオケ国内490店、海外23店、フィットネス1791店、温浴5店を展開している。

・当社の事業発展の軸は「既存業種新業態」、つまり、既存市場での事業を、新業態の仕組みに変えていくことである。「総合余暇サービス提供企業」をビジョンに掲げ、アミューズメント、スポーツ・フィットネス、観光・行楽、趣味・教養の4つを事業領域とし、その中で、「既存業種新業態」を開発していく。将来は1000億円企業を目指している。

・市場の拡大という水平の軸、ハード・ソフトの革新という垂直の軸で、カラオケにおける新しいビジネスモデルの確立を目指している。2008年に買収したフィットネスの「カーブス」は、カラオケの利益率を大きく抜いている。当面カラオケは500店以上、フィットネスは2000店以上へ拡大する方向である。経常利益100億円は十分狙える。業績は好調でピーク利益の更新が続く。同時に希薄化を克服し、ROEも再び向上しよう。独自のビジネスモデルで価値創造を行うユニークな企業として大いに注目したい。
 
目 次
1.特色 「既存業種新業態」の総合余暇サービス提供企業
2.強み 女性専用フィットネスが圧倒的キャッシュカウに成長
3.中期経営方針 カラオケの市場開拓に成果、3本柱の展開へ
4.当面の業績 カラオケが本格復調、ピーク利益の更新が続こう
5.企業評価 首都圏攻勢と海外展開の加速に注目

 

コシダカホールディングス(2157)
企業レーティング
株価(17年8月3日) 2983円
時価総額 614億円(20.575百万株)
PBR 2.80倍
ROE 13.7%
PER 19.2倍
配当利回り 1.2%
総資産 42368百万円
純資産 21225百万円
自己資本比率 47.9%
BPS 1063.7円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2009.8 18955 1496 1427 549 28.7 4.8
2010.8 21932 2503 2579 1125 58.6 10.9
2011.8 29093 3356 3336 2877 149.9 12.5
2012.8 33746 4077 4096 2279 119.3 17.5
2013.8 34515 4151 4237 3072 162.1 25.0
2014.8 37720 4276 4370 2423 127.9 27.5
2015.8 44257 4394 4492 2098 112.8 30.0
2016.8 51170 4810 4699 1900 104.7 32.0
2017.8(予) 55200 5900 5950 2900 155.4 36.0
2018.8(予) 61000 6600 6600 3500 172.2 38.0

(17.5ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース 08.8期までは単体、それ以降は連結。11.8期末に1:400、14.8期末に1:2株式分割を実施。それ以前のEPS、配当は修正ベース。2017.8期は中間配に東証1部上場記念配2.0円、期末に創業50周年記念配2.0円を含む。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、①経営者の経営力、②事業の成長力・持続力、③業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/kosidaka201708.pdf

日本ベル投資研究所の過去レポートはこちらから

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