宮崎太陽銀行 林田洋二頭取インタビュー

―地方銘柄をリードする九州企業の底力!―

 国内株式市場が上昇波動に乗る中、地方証券取引所の上場銘柄には、全国的な知名度こそ高くないもののキラリと光る注目したい優良な企業が存在する。昨年に引き続き、福岡証券取引所に単独上場している福岡単独上場会社の会(通称:単場会)http://fse.irnavi.minkabu.jp/の企業トップが、自らの言葉でユニークなビジネスモデルや成長戦略、経営上のリスクなどを語ってくれた。熊本震災からの復興の本格化が見込まれる中、福証単場会の銘柄はアツイ。

堅実経営をベースに地元経済の活性化に貢献!

8560:宮崎太陽銀行
代表取締役頭取 林田 洋二氏

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 九州は宮崎県内を主要な営業基盤に活動する宮崎太陽銀行(8560)は、身近で親しみやすい「庶民的な銀行」として、地元経済の発展に貢献している。今回、同行の林田洋二頭取に、現在推進中の地域密着型の新しいビジネスモデルの狙いや経営リスク、そして今後の展望などについて語っていただいた。

1) 貴行の事業についてお話しください。また、直近の業績動向に対する評価と分析をお願いします。

 当行は、宮崎県内を主要な営業基盤としており、県内45店舗に加え、鹿児島県内5店舗、大分県および福岡県内に各1店舗を設置し、預金・貸出等の銀行業務のほか、関連会社によるリース・保証・投資業務、その他の金融サービスにかかる事業を展開しております。

 直近の業績についてですが、経常利益25億44百万円、当期純利益29億2百万円となりました。この結果は、当行がこれまで続けてきた地域の成長戦略やお客さまのお悩み・ニーズ解決に向けた地域密着のリレーション活動に対し、地域の皆さまから一定の評価が得られた結果であると認識しております。

2) ビジネスにおける特徴をお話しください。

 地元経済の活性化に貢献するとともに、身近で親しみやすい「庶民的な銀行」として堅実経営に努めております。

 お取引先を含めた個人のお客さま、事業者さまを積極的にご訪問し対話を重ね、必要に応じて、これまで良好な関係を築き上げてきた外部支援機関や専門家の皆さまともしっかりと連携を図りながら、個人のお客さまや事業者さまのライフステージにとって最適な金融サービスのご提供を組織的に推進しております。

3) 中長期における経営戦略について伺います。
 貴行では、地元の中小企業への経営支援および地域活性化のための諸施策を積極的に展開されていますが、これからの地域金融機関に求められるモノは何だとお考えでしょうか? 今後の見通しを踏まえてお話しください。

 当行の主要な営業基盤である宮崎県では、全国平均を上回るペースでの人口減少や高齢化等により、今後地元産業の縮小や地域構造の変化が進むと予想されております。また、高校生の県内企業への就職率が2年連続全国最下位となるなど、地元産業の担い手不足もまた、喫緊の課題となっております。

 このような中、当行が果たすべき責務は、「地元経済の活性化」に向けた主体的取り組みであると考えており、産学官金労が連携を図りながら、個人のお客さまのライフステージに合った金融サービスのご提供や、事業者さまの販路拡大・雇用拡大のほか、若年層を始めとした雇用の担い手の確保等にも主体的に貢献し、地域経済を支えていくことが必要であると認識しております。

 なお、当行では、2016年4月より新たなビジネスモデルである「たいようビジネスマッチングサービス」をご提供しております。このサービスは、「事業者さまの売上増加に当行が責任を持って取り組み、売上増加に対する当行の貢献度合いに応じて手数料を事業者さまよりいただく」というものであります。

 このビジネスモデルを成功させるには、事業者さまの「お悩み」や「お望み」をしっかりと聴き取ってその解決を図り、有益なご提案を行う「経営者さま起点の営業」を組織的に実践していくことが必要となります。

 当行では、この新しいサービスのご提供を通じて、事業者さまの事業内容を深く理解する「目利き力」を高め、目利き力を活用した「事業性評価」の実践を通じて新たな資金ニーズを発掘し、販路拡大を通じた地元事業者さまの企業価値向上や、地元経済の活性化に繋がる創業・新事業展開等の資金のご提供に努めていきたいと考えております。
 
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4) ビジネスリスクについてお話をお願いします。
 貴行のビジネス展開におけるリスクは何でしょうか? また、想定されるリスクがどのように業績に影響するとお考えでしょうか?

 当行は、リスク管理を経営の最重要課題の一つと位置づけ、当行の経営体力に適切な水準にリスクをコントロールした上で収益力の向上を図るという、「健全性の維持」と「収益性の確保」の双方にバランスの取れた経営に注力しております。なお、当行がリスク管理の対象とする主なリスクは以下の通りであります。

1.信用リスク
 ご融資先の財務内容の悪化等により、資産の価値が減少ないし消失し、当行が損失を被るリスク。

2.流動性リスク
 市場の急変や財務状態の悪化等により、必要な資金が確保できなくなる、あるいは資金の確保に本来支払うべき金利以上の金利を支払わざるを得なくなるようなリスク。

3.市場関連リスク
 金利の上昇および株価の下落が発生した場合に、含み損が増加しかつ相応の有価証券評価損が発生することで、当行の業績に悪影響を及ぼすリスク。

4.オペレーショナルリスク
 銀行の業務の過程、役職員の活動若しくはシステムが不適切あるいは機能しないこと、または外生的な事象により損失を被るリスク。

5) 最後に、投資家に向けてお話をお願いします。
 昨年のインタビューでは、地域に根差した金融機関としてのスタンスをお話ししていただきました。これ以外に、資本市場に対してコミット可能なKPI(指標)や経営課題への対処などについてもお話しいただければ幸いです。

 当行では、保有している地域情報や行内外のネットワークを活用して、地域の創業・成長産業を後押しする取り組みを強化するとともに、地域の中小企業の売上増加支援や事業再生・事業承継支援等のコンサルティング機能の一層の発揮に組織的に取り組んでまいります。

 そして、地域の中小企業の皆さまに対するニューマネーのご提供を通じた金融仲介機能を、安定的かつ持続的に発揮する地域金融機関の本来の役割を果たしながら、全行を挙げて地域密着型金融を推進し、人口減少・高齢化が進行する状況においてもなお、地域経済の活性化に寄与するよう努めてまいります。

 なお、金融仲介機能については、2016年9月に金融庁より公表されました「金融仲介機能のベンチマーク」において、お取引先や地域社会に対する当行の貢献度合いを客観的に評価し、経営戦略を考える上でも有効な指標と位置づけて取り組んでおり、当行の取り組みと特に関連性の高い一部項目を2016年9月期ディスクロージャー誌において開示しております。

●資料請求・問い合わせ先
株式会社宮崎太陽銀行 総合企画部
〒880-8606 宮崎県宮崎市広島二丁目1-31
TEL:0985-60-6270 FAX:0985-60-7070
http://www.taiyobank.co.jp/

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