今週は、大きなイベントなく為替が落ち着いていれば、2万円台固めの動きへ

(指標)NYダウ

 先週は、トランプ政権の経済政策の実行期日に不透明なところがあり、トランプラリーの過度な上昇の調整の可能性やFOMCでの今年の利上げペースへの注目から最高値圏でのもみあいが続くとしました。

 結果的には、週始めはテクノロジー株の下落が続いたことで反落して始まるものの、その後はテクノロジー株の下げ止まり、FOMCでは6月利上げ決定後もう1回の追加利上げが示唆されて、NYダウは高値更新となり、最高値圏でのもみあいが続いて週末の6月16日(金)は△24ドルの21384ドルと最高値更新で引けました。柴田罫線でみると2013年10月9日の14719ドルからの上昇トレンドの下値斜線に上値を抑えられるところに来ています。21400ドルを大きくぬけることが出来れば一段高となりますが注目するところです。

 今週は、長期金利の動向に注目となります。FOMCでは6月利上げを決定し、年内のバランスシートの縮小に言及する一方でインフレ指標は低下傾向にあるものの、年内あと1回の追加利上げを示唆しました。又、「ロシアゲート」問題では、トランプ大統領自身も調査対象だと発表され、政治リスクは依然として不透明感があります。そうなるとトランプ政権の減税政策の実施もスタートが遅れ、相場のサポート要因には乏しい状況といえます。最高値更新といっても大きく上昇できず最高値圏でのもみあいとなりそうです。
 
NYダウ06-19
 

(指標)ドル/円

 先週の予測では、FOMCで6月利上げ決定後の結果発表でバランスシートの縮小や年内の利上げペースがどうなるかに注目となり、強弱感が対立して109~112円のレンジでのもみあいとしました。

 結果的には、6月14日の5月小売売上高、消費者物価指数が予想を下回ったことで、一時108円83銭までドルが売られ、その後のFOMCで6月利上げ決定後、年内あと1回の追加利上げを示唆したことでドルが111円近辺まで買い戻されました。又、6月16日の日銀金融政策決定会合では金融緩和の出口戦略についての黒田日銀総裁の言及がなかったことでドルが111円42銭まで買われました。しかし週末にはアメリカの経済指標が予想を下回ったことで再びドルが110円63銭まで売られ110円87銭で引けました。円は108円83銭の円高から111円63銭の円安と大きな上下動となりました。

 今週は、ドルの上値は重くなりそうです。FRBはFOMC後に年内あと1回の追加利上げ(年3回の利上げ)を示唆しましたが、市場は目先の経済指標が悪化していることからFRBの強気の見方に懐疑的となっています。長期金利がそれほど上昇しないため、ドルも上昇できないでいますので、今後のドルは長期金利との相関性を強めていくことになります。先週と同じく109~112円のレンジを想定。
 
為替06-19
 

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