個人投資家にとって大事なこと

・5月に、7回目の義援金セミナーに参加した。2011年の東日本大震災で被災された方々を応援しようという趣旨である。株式セミナーに参加して頂き、1口3000円の募金をお願いした。参加者は株式投資に関心のある個人投資家である。

・パネラーとして、何を話したか。自分が実践している「個人投資家として大事なこと」についていくつか取り上げてみたい。

・第1は、日本株のポートフォリオを自分で作ろう、という点である。10銘柄のポートフォリオを自分で作ることを一から考える。いいと思う個別株にバラバラ投資するのではなく、2年くらいかけて自分がよいと思う企業の株を等金額で買っていく。

・2000円の株を100株買うとすると20万円、これを10銘柄だから200万円となる。まず買いたい会社を選んでいく。次に、その会社を安く買うのがコツである。しかし、いずれもそう簡単ではない。

・自分が納得できるよい会社を1社ずつ選んでいく。次に、マーケットが下がって皆が弱気になっている時に買う。ベストのタイミングは中々選べないのだから、自分なりにここぞと思った時に動けばよい。

・私の場合、1つのポートフォリオは8銘柄で構成されており、その中にはエムスリーや東祥が入っている。このポートフォリオは2年で20%強上昇している。もう1つのポートフォリオは10銘柄で作っており、かつて自分が働いていたNRI(野村総合研究所)が入っている。2つ目のポートフォリオのパフォーマンスは5年で40%近く上がっている。

・投資を本格的にスタートさせるには日本株がよい。会社の中身がよく理解できる日本の株式から始めないと、納得がいかないからである。何をやっている会社か、経営者は信頼できるか、利益が伸びる会社かなど、身の回りからイメージできて、情報がそれなりに得られる会社がよい。

・今の独立リサーチ会社を設立し、アナリスト活動を始めて6年ほど経つ。現在、15社のアナリストレポートを書いている。累計で20社ほど書いてきたが、5社は卒業している。他社に買収されたり、大きく成長して多くのアナリストがカバーするようになったり、社長が交代してフォローする必要がなくなった会社である。それらのレポートはやめている。

・6年間で1社ずつレポートを書き加えてきたが、それぞれ1回目のレポートを書いた時の株価をスタート台とし、15社に100万円ずつ等金額で投資したとすると、このポートフォリオは2.8倍の4200万円になっている。

・企業評価はA(十分よい)、B(ほぼよい)、C(今一歩)でレーティングしている。15社のうちAの会社は5社で、株価は平均5.9倍となっている。Bの会社は7社で3.8倍となり、Cの会社は3社で1.2倍である。Aの会社でも昨年公開した会社のパフォーマンスはまだ上がっていない。これからであろう。Bの会社でも、1社は0.8倍と2割ほど下がっている。

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