今週は、短期の過熱感もあり2万円を前に高値圏での日柄調整

(指標)NYダウ

 先週の予測では、5月5日(金)の予想を上回る4月の雇用統計の結果を受けて、アメリカ経済は堅調であることが示され、6月利上げの確率が高まったことでNYダウにとっては景気の堅調さでは上昇要因であっても利上げはマイナス要因であるため、強弱感が対立して天井圏でのもみあいの展開になる可能性があるとしました。但し、原油価格の動きによっては足を引っ張ることも考えられるともしました。

 結果的には、フランス大統領選も予想通りのマクロン氏の大勝で買い安心感が広がり、S&Pやナスダックは史上最高値の更新が続きましたが、NYダウは原油の下落もあって上値重く5月9日(火)からはトランプ大統領のFBI長官解任による政治的混乱や4月の消費者物価指数の予想を下回る結果もあり、4日連続安となりました。

 今週もFBI長官の解任の混乱で経済政策の実施が遅れるとの懸念の中、相場を動意づかせる材料も乏しいことから、経済指標や決算内容を意識した相場展開となりそうです。20600~21100ドルの中でのもみあいが続きそうです。
 
NYダウ05-15
 

(指標)ドル/円

 先週の予測では、5月5日(金)の予想を上回る4月雇用統計の結果を受けて、6月利上げ観測が高まり、日米金利差拡大期待からドル高・円安の基調が続くもののトランプ政権のドル高けん制発言の可能性もあり、当面は強弱感が対立して112~114円のレンジの中での動きを想定しました。

 結果的には、フランス大統領選でマクロン氏が予想通り大勝したことで、EU離脱はなくなり幾人かの連銀総裁が6月利上げに前向きの発言をし、FRBは年内のバランスシートも縮小すべきとの発言もあり、ドル買いに拍車がかかって、5月10日(水)には114.37円までドルが買われました。しかし5月11日(木)にはトランプ大統領がFBIのコミー長官を解任したことが問題となり、経済政策の実施が遅れるとの見方からドルは113.46円まで売られました。週末の5月12日(金)は、4月消費者物価指数や4月小売売上高が予想を下回ったことで、10年債利回りが低下し、ドルがやや売られて113円台前半の円高をなりました。

 今週は、引き続きトランプ大統領のFBI長官解任の混乱で経済政策の実施が遅れる懸念が強まり、経済指標の結果が予想を下回れば国債利回りが低下してドルが売られることもある一方で、6月13~14日のFOMCでの利上げ観測が高く、日米金利差拡大期待でドルが買われるため、ドルは下げ渋る展開で112.5~114.5円のもみあいとなりそうです。
 
為替05-15
 

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