今週は、円高と日米政治リスクで不安定な相場へ

今週は、日米政治リスクで不安定な相場へ

 今週は、日米ともに政治リスクがくすぶる不安定な相場となりそうです。アメリカでは、オバマケアの代替法案の可決をめぐって延期されていたもののドタン場で「法案の取り消し」を通告して、採決を断念しました。オバマケアの代替案は、トランプ政権の最優先課題と位置づけされていただけに、今後の公約されているインフラ投資や大型減税などの経済政策に対する実行への懸念が強まることになります。すでに昨年の大統領選挙後の大幅上昇に対する巻き戻しが起こっていますが、NYダウが心理的フシである2万ドルを切るよなことになれば世界の株式市場がいったん大きな調整になる可能性があります。
 一方、日本では「森友学園」を巡る政局の動向に注目となりそうです。証人喚問での籠池氏の証言が安倍昭恵首相夫人の見解と食い違い、これを野党側が事実関係を追及しており波乱含みとなっています。

 今週は、3月期決算企業の権利・配当取り最終日があり、物色される可能性はあるものの機関投資家は期末要因で動きづらいため需給関係としてはよくありません。為替もFOMCの3月利上げが終わって今年の利上げ見通しがあと2回に据え置かれており、目先は利上げの材料なしとなっていることや、トランプ政権によるインフラ投資や大型減税の実行への懸念を考えるとドル売り・円買いの流れが続きそうです。しかし、このところ複数の連銀総裁から利上げペースの加速化のコメントがでており、今のところ反応していませんが経済指標が予想を上回る状況が続けば、再び金利先高感がでてくる可能性があります。そうなると日米金利差拡大期待で円安の流れがでてくることになりますが、それがいつになるのかわかりません。それまでは日本株式にとっては楽観的な見方はできないといえます。 今週は18500~19300円のレンジを想定。円高がさらに進めば1つ目の安値18650円を試す可能性もあります。

 本日は、アメリカでオバマケア修正案が廃止となってNYダウが下落し、為替が110円台の円高進行となったことで先物主導で下げ幅を拡大し、一時▼330円の18932円まで下落しました。その後はETFの買い期待もあって下げ幅を縮小する場面もありましたが、上値の重い展開が続き▼276円の18985円で引けました。アメリカで今回オバマケア修正案の廃止がトランプ大統領の能力を疑う状況がでてきており日米の株式相場に不透明感がでてくることになります。

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