今週は、政治リスク警戒もあり引き続きこう着状態へ

(指標)NYダウ

 先週の予測では、大統領選での大幅上昇に対する調整が続いており、3月14~15日のFOMCでの追加の利上げは織り込み済みであることから、今後の追加のペースが早まるかどうかで株式の上昇に影響を与えることになるとしました。

 FOMCの発表を前に、週前半までは様子見で軟調な動きでしたが3月15日のFOMCの結果は、予想通りの0.25%の利上げとなり、今後の金利見通しは年4回か3回かの見方がありましたが、これまでの年3回の利上げ見通しにとどまったことを好感し、NYダウは△112ドルの20950ドルの大幅反発となりました。その後は材料不足で2日連続の小幅の反落となって週末の3月17日は▼19ドルの20914ドルで引けました。

 今週は、基本的にはFOMCで年内の利上げ見通しがあと2回(年内3回)に据え置かれたことで、ドル売り進行となり、株式市場にとっては追い風となります。経済指標が好調で政策期待が高まれば株価は再び上昇局面に入り、そうでなければ日柄調整が続くことになります。又、18日のG20でアメリカの意向(アメリカファースト)がどの程度反映されるかで為替が影響を受けることになります。

 日本市場が連休の昨日3月20日(月)のアメリカ市場では、先週のFOMCでの利上げ予想が年3回に据え置かれた流れからアメリカ国債が買われ(利回り低下)銀行株が売られてNYダウは▼8ドルの20905ドルとなったもののドル安を好感してナスダックは最高値更新となりました。
 
NYダウ03-21
 

(指標)ドル/円

 先週の予測では、3月14~15日のFOMCでの利上げ後の追加利上げのペースが早まるのかどうかとなります。市場ではこれまで年3回か4回の予想もでており、早まればドルは買われ一方で3回のままですと、あと2回ですので次の利上げは遅くなりドル買いはいったん弱まることになるとしました。

 結果的に15日のFOMCの結果は、市場予想通り0.25%の利上げが行われ、その後の今後の利上げ見通しはこれまでと同じ年3回(あと2回)となり、次の利上げは半年あとの9月頃と想定されました。これを受けていったんドルが売られる展開となり、3月15日(水)は1ドル=114円台後半から113円台前半へのドル売り・円買いとなりました。週末の3月17日(金)は、経済指標が予想を下回ったことでさらにドルが売られ112.69円で引けました。

 今週は、先週のFOMCでの年内の利上げペースの加速が大幅に後退したことで、長期金利の大幅上昇は期待できず、ドル高は限定的となり経済指標が予想を下回るようなことがあればドル売りが進む可能性もあります。下値は今年の2月7日の111.6円ですが、ここを終値で切ってくると下放れとなって、ドルがさらに下落する可能性があります。この111.6円を守っていれば111.5~115円レンジ相場が続くことになります。
 
為替03-21
 

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