今週は、まずトランプ演説を確認してから動くこと

(指標)NYダウ

 先週の予測では、小売の決算に警戒感がでていることやイエレン議長の3月利上げ可能性の示唆で株価の上値は重たくなるもののトランプ大統領の大型減税期待が継続することで株価は底堅い動きを想定しました。

 結果的には、小売決算は好調で早期利上げも後退したことで株価の押し上げ要因となりNYダウは11連騰となりました。連休明けの2月21日(火)は原油価格の上昇を受けてNYダウは△118ドルの20743ドルとなりました。2月22日(水)は、注目のFOMC議事録の内容からは早期利上げがやや後退したもののNYダウは△32ドルの20775ドル、2月23日(木)も△34ドル20810ドルとなり、30年ぶりの連騰となりました。週末も早期利上げ後退で10年債利回りが今年最低水準となるもののNYダウは△11ドルの20821ドルと30年ぶりの記録を更新しました。

 今週は、28日(火)のトランプ大統領の演説の内容に注目となります。法人税減税やインフラ投資、金融関連の規制緩和など各政策の内容の程度によって材料出尽しの可能性があります。すでにNYダウは30年ぶり史上最高値更新11連騰となっており政策期待をかなり織り込んでいる可能性があります。上昇する場合でも柴田罫線のチャートからみると2013年10月9日の14719ドルからの上昇トレンド(A)の下値斜線が21000ドル近辺にあり、ここでいったん止まる可能性が高いと思われます。
 
NYダウ02-27
 

(指標)ドル/円

 先週は、2月22日のFOMC議事録の公開で内容によっては3月利上げ期待が高まれば、ドル買い・円売り、一方でトランプ政権の不透明さが重荷になればドル売り・円買いが想定されます。それを考えると112~115円のレンジの中でのもみあいになるとしました。

 結果的には、NYダウは最高値更新を続けるものの債券利回りは上昇せず、ドルの上値重くドルは113.7円を上限に下限は112.6円台という1円ほどの値幅のせまい値動きとなりました。

 先週はムニューチン財務長官が「おそらく長期にわたり低金利続く」と発言したことで、早期利上げ観測が後退しており、3月3日のイエレン議長の発言によっては3月の利上げ観測がさらに後退し、ドル売り・円買いとなる可能性があります。又、28日のトランプ大統領の議会演説も材料出尽しの可能性もありドルは弱含みとなりそうです。111~115円のレンジを想定。
 
為替02-27
 

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