【Alox分析】今年の倒産を予測する – 2017年 –

【今年は?】
上場企業、全企業ともに、倒産件数は増加する。

〔ネガティブ要因〕
(1)トランプ大統領

トランプ大統領の誕生により、世界の秩序(あるいは常識)は揺らいでおり、正に「VUCA(ブーカ)※」と言え、きわめて予測困難な情勢だ。


Volatility(変動)、Uncertainty(不確実)、Complexity(複雑)、Ambiguity(曖昧)、の頭文字をつなぎ合わせた造語で現在の社会経済環境がきわめて予測困難な状況に直面しているという時代認識を表す言葉。
(参照元:日本の人事部 https://jinjibu.jp/keyword/detl/830/
 
トランプ大統領の影響は、多岐に渡るため、3つに分けて掲載する。

No.1 トランプ第一(Trump first)

端的に言えば、トランプ氏の思考の優先順位は下記である。

トランプ > トランプ家族 > 米国 > その他

とにかく、主語はトランプである。

自分が勝つためには、民主党員にもなれば、無所属にもなれば、共和党員にもなったという経歴の持ち主であり、イデロギーや根本的な軸となる思想はない。

利益相反の批判を受けながらも自らの事業は息子に委ね、慣例とされていた納税申告書も開示しなかった。

「トランプにとって良い悪い」、それが判断基準である。

今は、米国のために動くことがトランプ氏にとっても最もメリットがあるだけに過ぎない。

ロシアのため、ドイツのために動くことが、トランプ氏にとって最上であれば、躊躇無く方針変更するだろう。

各国の首領、企業家がトランプ詣でに忙しいが、トランプ氏にとって好ましい国であり、人物でなければ会うこともできないだろう。

日本の米国向け輸出企業は、現時点ではトランプ氏にとって“悪”のため、徹底した情報収集とリスク管理が必要だ。

No.2  大統領令のTwitter化

大統領になる前はTwitterで発言していたが、就任後は、大統領令がTwitter化しており、矢継ぎ早に大統領令が発表されている。

<大統領令の一部(大統領覚書も含む)>
・オバマケア見直し
・TPPからの離脱
・パイプラインの建設プロジェクト
・中絶支援への補助金禁止
・連邦政府の採用凍結
・メキシコ国境に壁
・入国審査厳格化

米国がTPPに戻る可能性は低く、TPPは実質的に終わった。

日本がいくら説得しても、米国が「Yes,we can」と返答することはない。

日本政府の成長戦略は見直しが必須となった。

ベルリンの壁を想起させるメキシコ国境の壁については、信じ難いことだが、本当に大統領令が発せられた。

今後も、軋轢を生む大統領令が発せられる可能性は高く、監視が必要だ。

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