アリアケジャパン:2016年11月28日

 アリアケジャパン(2815)のビジネスは世界で見ても唯一無二のビジネスと言えます。食品加工業、外食企業、その他のフードサービス業などが同社製品を使い始めると、大多数の企業が同社製品の品質とコストパフォーマンスに納得するような製品を供給しています。しかし、味覚が極めてローカルな性格を持つものであることや、食品は安全に配慮しなければならないものであること、さらには本質的なライバル企業が他にないことなどから、顧客が同社製品を採用した商品を開発し、初めに市場に出すまでにはかなりの時間を要するのが一般的です。

 そのため、新規地域、あるいは新規国、あるいは新規業態への導入期には、様々な新規事業の進展状況が会社側からアナウンスされる割には売上高の増加ピッチが遅いことがしばしば起こります。しかし、一度顧客が同社製品を採用すれば、当該企業の顧客の反応を通じて同社製品のすごさを実感することになるため、それ以降の浸透スピードはかなり速くなります。これは過去の日本における食品市場での浸透ピッチを見れば、十分納得のできるものです。このことは特に加工食品においては顕著であり、各社が同社製品を用いた製品でしのぎを削った1990年代半ばのカレー戦争の後には、「インテル・インサイド」同様、食品業界では「アリアケ・インサイド」という言葉が使われたほどでした。

 なお、加工食品業に比較すると、外食産業やその他フードサービス業の場合は、外部から同社製品の価値が見えにくいため、そこまでのスピード感はないが、逆に極めて着実な広がり方を示します。

 同社では原料調達基地として、米国、中国には二十数年前に進出していましたが、現地での販売を本格化したのはこの10年ほどです。その米国、中国でいよいよ売上拡大ピッチが上がっています。加えて、新規に進出した欧州においても着実にすそ野が広がっており、やがては米国、中国と並ぶ市場となるでしょう。

 そんな企業でありながら、多くの投資家やアナリストは必ずしもそういった事実を十分理解しているわけではありません。おそらくは心のどこかで、食品企業でありながら営業利益率20%の企業が、長期間にわたって成長するはずはないと思い込んでいるのではないでしょうか。そのため、少しでも売上、利益の伸びが鈍化すると、結構弱気、もしくは慎重なトーンのレポートが出がちとなります。

 今回、第2四半期決算前後で株価が下がっていますが、これは円高換算マジックに過ぎず、実際は海外に関しては依然好調に推移しています。しかも、このところの円安はプラスに作用しますが、むしろマイナスと考えているような株価の動きとなっています。そこで、この円高マジックのメカニズムを解明するレポートを作成しました。

レポートはこちらからダウンロードできます。
http://cherry100.mods.jp/ra/s/961
 

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