ソニーはどんな会社になるのか~感動と好奇心の追及

・誰でもソニーを知っている。有名ブランドであり、エレキ(エレクトロニクス)、エンタメ(エンターテインメント)、金融を事業にしている。この10年をみると、少し前まで業績は低迷し、ソニーらしさはどこにいったのかと問われた。儲からない事業はやめたらどうか、テレビやスマホはどうするのか、と機関投資家に詰問された。

・そのソニーが復活し始め、中期計画も攻めに入ってきた。個人投資家には、どのように訴求するのだろうか。9月の個人投資家説明会に参加してみた。財務・IR担当の村上敦子執行役員の説明は簡明でわかりやすかった。

・前2015年度のソニーの売上高は8.1兆円、営業利益は2942億円、中期3ヶ年計画の1年目としては順調であった。エレキ分野はモバイル、ゲーム、カメラ、テレビ・オーディオ、半導体(イメージセンサー)、部品などの6事業からなる。エンタメ分野は映画と音楽の2事業であり、金融は保険と銀行である。

・これをセグメント別の営業利益でみると、1)モバイル・コミュニケーション-614億円(今2016年度計画50億円)、2)ゲーム&ネットワークサービス887億円(同1350億円)、3)イメ―ジーグ・プロダクツ&ソリューション693億円(同220億円)、4)ホームエンターテインメント&サウンド506億円(同410億円)、5)半導体145億円(同-640億円)、6)コンポーネント-429億円(同-120億円)、7)映画385億円(同380億円)、8)音楽873億円(同630億円)、9)金融1565億円(同1500億円)である。

・金融が最も稼ぎ、次にエンタメがくる。課題であったエレキ分野は、浮上してきたがまだ十分とはいえない。今2106年度をみると、スマホは黒字化してくるが、コンポネートは赤字が縮小するものの黒字化には至らない。熊本地震の影響で主力工場が被災し、強力であるはずの半導体は大幅な赤字となる。コンポ―ネントでは、収益的に厳しい電池事業を売却することにしたので、今後は黒字化してくることは想定できる。

・平井社長のもと、第1次の中期3カ年計画では構造改革に力を入れ、工場の再編や人材のリストラ、事業の取捨選択に取り組んだ。前2015年度からスタートした第2次の中期3ヶ年計画では、①利益の創出と、②成長への投資、に全力を投じている。

・中期計画の考え方は、高収益企業への変革を目指し、1)規模は追わずに収益性を重視、2)事業ユニットの自立と株主視点の重視、3)事業ポートフォリオとして、各事業の位置付けを明確化することにある。

・ソニーは、会社のミッション(使命)として、“感動をもたらし、好奇心を刺激する”ことを追求しつづける。創業者である井深大氏が起草した「会社独立趣意書」を根本理念として、1)創造と挑戦、2)自由闊達にして愉快なる理想工場、3)他社の追随を絶対に許さざる境地、4)いたずらに規模を追わず、を実践する。

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