洋鋼鈑[東1](5453)、米テスラ関連で洋カンとの関係強化の思惑も

 洋鋼鈑[東1](5453)は、14日に301円(+3円)と5営業日続伸。好材料を内包する銘柄として見直し買いが入っています。

 4日の日経ヴェリタスでは注目企業ここが知りたいで、東レ[東1](3402)を取り上げ、「ポスト炭素繊維」有力候補に「DNAチップ」が注目されると掲載されました。

 洋鋼鈑[東1](5453)が、山口大学大学院医学系研究科とDNAチップの開発を開始し、2013年には「遺伝子多型研究会」を開催、医学系研究科の多くの講座と協力してマーカー遺伝子の探索等の共同研究を進めていることが、市場の関心を集めたと思われます。

 また、米電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターズが、航続距離がEVとして初めて500キロメートルを超えるセダン「モデルS」の新モデルを発売することから、田中化[JQ](4080)やWSCOPE(東1:6619)が物色されていましたが、洋鋼鈑[東1](5453)も関連する銘柄と大きく見直されたようです。

 7日付の日経産業新聞が、同社子会社の富士テクニカ宮津の金型技術が、米テスラ「モデルS」のアルミ車体を実現したと伝えましたので、親会社の洋鋼鈑[東1](5453)も動意づいてきました。洋鋼鈑[東1](5453)自体もリチウムイオン電池の素材となるニッケルメッキ鋼板を製造し、米テスラに納入しているパナソニックなど電池メーカー向けに供給していることもここへきて見直されているようです。18年度以降、テスラ向けが業績に貢献する見通しです。

 洋鋼鈑[東1](5453)株については、洋カン[東1](5901)が4788万株(47.5%)保有していることも思惑を呼んでいます。

 その洋カン[東1](5901)は、2013年4月1日付で持株会社体制へ移行。持株会社として、グループ全体の経営戦略および目標を明確に定め、グループ内の経営資源の活性化を図るとともに、その最適配分を行うことにより、機動的かつ効率的な事業運営を推し進めています。

 その一環で、ホッカンHD[東1](5902)を17年4月に株式交換を実施し、完全子会社化する予定です。

 今後も洋カン[東1](5901)グループ内において、連携を加速し、国内既存事業の収益力の強化を図るとともに、成長性の高い海外事業や新規事業への戦略的投資を積極的に推し進め、グループ企業価値の向上を目指すと思われますから、洋カン[東1](5901)に対する市場の関心は高まると思われます。

 PBR0.35倍と割り負け、配当利回り3.3%と利回り妙味もソコソコあります。目先ではテスラ人気が一服しても、洋カン(東1:5901)との関係や来期業績回復が観測されていますから、中長期的な視点では押し目は注目されそうです。

※このコラムでは、表面的な材料のほか、特に需給を作用する株主との関係に着目してコメントしています。

 因みに今回の記事に関連したWSCOPE[東1](6619)については、昨年9月8日(終値1870円)に投稿しましたが、本年5月13日(高値3675円)と約2倍に上昇しました。

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リンク記事:WSCOPEはFFRIなどに続くか、レオス取得銘柄に関心向かう(2015年9月8日)
リンク先:http://money.minkabu.jp/51852

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■WSCOPE[東1](6619)
1870円紹介(2015/9/8)→3675円(2016/5/13)まで上昇

 今後も投資に役立つ視点で投稿していきますので、是非注目して下さい。
 
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