アベノミクスの行方~8つの成長分野

・アベノミクスが勢いを失っているようにみえる。何が課題なのか。目標としている「1億総活躍プラン」は、まさにその通りであり、ぜひ実現してほしいと思う。

・出生率を1.8に上げるように、子育てのサポートを充実する。高齢となった親の介護のために、仕事を辞めざるをえなくなるような介護離職をゼロにする。そして、働き方の自由度と効率を高めていくという方針を、具体的に動かそうとしている。

・GDPを600兆円に持っていく目標も揚げている。足元のGDPは、実質ベースで531兆円、名目で506兆円であるが、これを実質で年率2%、名目で同3%伸ばしていく方針である。GDPが600兆円に増えると、所得も40兆円増えることが見込まれる。消費と投資が増えるなかで、成長と分配の好循環を生み出そうという作戦である。

・GDP600兆円に向けて成長戦略を実行すると、8つの分野においてマーケットが拡大すると、政府では試算している(日本再興戦略2016)。1つ目は、今最も話題となっているIoT、BD(ビックデータ)、AI(人工知能)、ロボット分野の新市場形成である。すでに市場にあるものとは別に、全く新しい需要を創り出そうとしている。それが2020年には、現状に比べて+30兆円のマーケットを形成すると予測している。

・2つ目は、健康予防や個別化健康サービスなどのヘルスケア分野である。2020年までに+10兆円の需要増が見込まれる。3つ目は、省エネ、再エネ、新エネ投資などのエネルギーの分野で、2030年までに+10兆円の市場が上乗せとなろう。

・4つ目はスポーツ産業で、オリンピックを含めて、2025年に+9.5兆円の需要増を見込んでいる。5つ目は住宅のリフォーム・流通で、2025年に+9兆円の上乗せ効果をみている。

・6つ目はサービス産業の生産性向上で、2020年に+67兆円の効果を期待している。この上乗せ効果が最も大きいが、できるだろうか。7つ目が農林水産業の6次産業化で、2020年で+4.9兆円を見込んでいる。

・最後の8つ目は観光分野で、外国人の旅行消費で、2020年に+4.5兆円、2030年で+11.5兆円の上乗せをみている。

・合計すると、2020年で+129兆円、2030年で+152兆円の新しい市場が形成されることになる。これは1つの試算であって、この通りになるかどうかは分からない。しかし、産業界の識者も参加した論議の中でまとめられたものなので、メガトレンドとしては当たっているといえよう。つまり、これらの8つの分野に成長機会があるとみてよい。

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