今週は、自律反発のあと為替に注目

(指標)NYダウ

 先週の予測では、早期利上げが後退し長期金利が低下していることから、4月20日の18167ドルを試す可能性があるものの、18000ドル台からは上値は重いとしました。

 結果的には、7月8日(金)は4月20日の18167ドルより1ドル安い18166ドルまであって18146ドルで引けました。

 連休明けの7月5日(火)は買い戻しが一巡して5日ぶりの反落で17785ドルまで下落しました。その後は好調な経済指標を受け、反発に転じ週末の7月8日(金)は6月雇用統計の大幅改善を受け△250ドルの18146ドルで引けました。

 今週は、アメリカでのイベントも終わり経済指標の発表も少ないことからイギリスのEU離脱後の急落の反発も一巡したところで、欧州の主要銀行の不良債権問題が生じ再び波乱色を強めていますので、一服となるところです。そのまま上昇して昨年の5月19日の18351ドルを上回れば別ですが、それだけの材料が今のところ見当たらず、目先的には7月8日(金)の18166ドルは4月20日の18167ドルに対するダブル天井となっていますので、いったん調整する可能性があります。
 
NYダウ07-11
 

(指標)ドル/円

 先週の予測では、イギリスのEU離脱をきっかけに世界経済が不透明感をもち、アメリカの早期利上げも後退したことで、ドル売り・円買いの流れとなってきているとし、FOMCの議事録で利上げに消極的な意見が多ければ、再び100円を試す可能性もあるとしました。

 結局、EU離脱後の世界の株価の急落がいったん反発となって、それが一巡するなかで欧州の金融機関に対する不安や政治リスクが意識されリスク回避の円買いとなり、さらにアメリカの経済指標は好調ながらも利上げ見送りはコンセンサスとなって長期金利が低下し、ドルが売られて再びフシ目の100円を試す動きとなりました。週末の7月8日(金)は100円まで下げて100.41円で引けました。

 今週は、ドル・円の下値余地を探る展開となる可能性があります。週末の6月雇用統計は非農業部門雇用者数は急回復となりましたが、失業率や平均時給は予想を下回ったことで、早期利上げにはつながりませんでした。それどころか10年債利回りは1.358%と史上最低水準に低下しており、これは当面は利上げはないとの見方となっているためです。 ドルがどこまで下げるかはポンドの下落とヨーロッパの金融危機への懸念の広がりによります。チャートからは96円水準が目先のフシとなります。
 
為替07-11
 

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