8月の日経平均11000円利食い場に迫る

 7月27 日付当メモ「8月のどこかでいったん利食い売りも有効」では、まだ8月に入っても、よい内容の国内決算発表が続くことで、株価は上昇余地があろうが、7~9月の景気情勢は一服の色合いを強める可能性が高く、8月のどこかで株価は利食ってもよい局面を迎えるだろう、と述べた。

 実際のところ、これまでの国内企業決算の内容は、総じて利益が予想に対して強いものが多い(ただしそれは、売上の予想以上の回復というよりコスト削減による部分が大きい~コマツ、ソニーなど)ため、日経平均株価は6月高値を更新する動きを実現した。また米国においても、6月分の耐久財受注は弱かったが、6月の新築住宅販売件数が前月比11%増を記録するなど、堅調な統計が勝り、米国株・米ドルの上昇となって、日本株の支援材料となった。

 ただ、27 日付メモに対して多く寄せられた質問は、「8月のどこかが利食い場とのことだが、いったい8月何日の何時何分に日経平均は最高値として何円何銭をつけるのか」というものであった。そこまでわかるはずがないが、そうした質問に対する回答に少し迫ってみよう。

 来週(8/3 からの週)も国内決算発表により堅調な株価地合いが続くとすると、大きなイベントで気になるのは、8/7(金)に予定されている米国の7月の雇用統計である。非農業部門雇用者の前月比増減数が、市場の最大の関心事である。この前月比はぶれが大変大きく、単月の動きを当てに行くことは非常に難しい。ただし増減の傾向は、新規失業保険申請者件数と密接な関係がある。

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