「仮想現実の世界にようこそ~VR時代がやってくる~」

VRの今後の市場拡大

 VRの市場規模に関して英国Digi-capitalなど多くの機関が市場予測を出しています。各社の定義が異なるため単純比較することは難しいものの、ソフトを含めた市場は2020年に300億ドル程度になると見られます。ただし、市場規模の予想レンジは100億ドル~800億ドルと幅があります。これはVR製品の価格低下の前提やエンタティメント業界以外での用途拡大のスピード等の違いが要因ですが、いずれにせよ、ここ数年で大きな市場が立ち上がる確度は高いとみられます。同時に最近の市場予測をみるVRより、SRの方が最終的な市場は大きくなると見方が増えています。

(図表2)VRの市場予測
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VRの副作用

 最後にVR市場の拡大を阻害するものとしてVR酔いとVR依存症が懸念されます。VR酔いは現実には自分は動いていないのに、VRの中では移動しているため、それが体験者にとっては不自然な視覚誘導性自己運動感覚(ベクション)を引き起こし、酔いを引き起こします。特にゲームなどは子供たちも遊ぶためVR酔いが問題視されると市場が想定ほど拡大しない可能性があります。もうひとつはVR依存症の問題です。ゲーム依存症、スマホ依存症などが過去社会問題化しましたが、VRはより没入感が深いため依存症になりやすくなる可能性は否定できません。ゲームの主人公が家で「おかえりなさい」と出迎えてくれたら、現実と仮想の区別がつかなくなり、現実社会に復帰できない人が出てくるかもしれません。
 

このページのコンテンツは、スパークス・アセット・マネジメント㈱の協力により、転載いたしております。

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