農産物の輸出は伸びているか -1兆円目標前倒し論の虚実-

4、付論:日本の中国論と世界標準

 表3は、米国Pew Research Centerによる国際世論調査である。日本の中国論は決して国際標準ではないようだ。日本の対中国好感度は世界で最低と言ってよい。世界では54%の人が中国に好感を持っているが、日本はわずか9%である(2015年)。2012年以降、急速に対中好感度が悪化している。こういう状況下で、日本の中国認識が国際標準に達するのは難しいのではないか。実際、中国市場で、独り日本だけ沈んでいる。やはり、日中の政治的対立が経済に影響しているからであろう。

 日本の農業が輸出産業化し、農業発展を軌道に乗せるためには、ここに問題があることを理解しておかなければならない。人口14億人、経済発展に伴い巨大な輸入吸収力を持つ中国を抜きにして、日本農業の輸出産業化は限界がある。日本農業の発展には対中関係の正常化が不可欠である。

 
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