【IRアナリストレポート】コシダカホールディングス(2157)

~カラオケで首都圏攻勢とアジア展開を加速、カーブスは圧倒的存在へ~

ポイント
・カラオケで先行投資が続く。海外は韓国での展開が加速、シンガポールも日本のまねきねこ方式が人気を集めている。海外部門の赤字は、急ピッチで縮小している。国内では首都圏への出店を強化している。この上期にはその影響が出ているが、競争力は確保でき、2年目から投資負担は軽くなるので、2017年8月期からはカラオケの利益がかなり好転してこよう。カーブスは、会員が現在72万人であるが、100万人まで拡大できそうである。従来の見方よりパイはかなり大きくなりそうなので、引き続き業績を牽引しよう。また、温浴はようやく黒字化し、いい方向にある。

・当社は、カラオケの店舗数でトップクラス、フィットネスの店舗数では日本ナンバーワンである。2016年2月末現在、カラオケ国内433店、海外23店、フィットネス1647店、温浴5店を展開している。当社の事業発展の軸は「既存業種新業態」、つまり、既存市場での事業を、新業態の仕組みに変えていくことである。「総合余暇サービス提供企業」をビジョンに掲げ、アミューズメント、スポーツ・フィットネス、観光・行楽、趣味・教養の4つを事業領域とし、その中で、「既存業種新業態」を開発していく。将来は1000億円企業を目指している。

・本業強化に軸足を置いている。市場の拡大という水平の軸、ハード・ソフトの革新という垂直の軸で、カラオケにおける新しいビジネスモデルの確立を目指している。スマホを活用して自分好みの動画や歌を編集して、カラオケ店で楽しむ「すきっと」(SKIT:スマート・カラオケ・インターネット・ターミナル)の稼働率が上がりつつある。韓国のカラオケは黒字化の目途が立った。今後100店を目指す。また、シンガポールに統括会社を設立したが、2014年2月に買収したシンガポールトップのカラオケチェーン「KBOX」(10店)を活かして、アセアンの国々にも展開することになろう。

・08年に買収したフィットネスの「カーブス」は、カラオケの利益率を大きく抜いている。カラオケは500店、フィットネスは2000店以上へ拡大する方向である。経常利益90億円は十分狙える体制を整えつつある。前期は業績の伸びが鈍ったが、今期は経常利益で12%増と、引き続きピーク利益を更新しよう。ROEは高く、独自のビジネスモデルで価値創造を行うユニークな企業として高く評価できよう。

 
目 次
1.特色 「既存業種新業態」の総合余暇サービス提供企業
2.強み 女性専用フィットネスが圧倒的キャッシュカウに成長
3.中期経営方針 カラオケの技術革新と内外の市場開拓に先行投資
4.当面の業績 カーブスが牽引、カラオケの復調は来期から
5.企業評価 首都圏攻勢と海外展開の加速に注目

 

コシダカホールディングス(2157)
企業レーティング
株価(16年4月28日) 2139円
時価総額 411億円(19.2百万株)
PBR 2.75倍
ROE 17.2%
PER 16.4倍
配当利回り 1.4%
総資産 32157百万円
純資産 13984百万円
自己資本比率 41.7%
BPS 778.9円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2008.8 13649 691 731 421 22.0 4.5
2009.8 18955 1496 1427 549 28.7 4.8
2010.8 21932 2503 2579 1125 58.6 10.9
2011.8 29093 3356 3336 2877 149.9 12.5
2012.8 33746 4077 4096 2279 119.3 17.5
2013.8 34515 4151 4237 3072 162.1 25.0
2014.8 37720 4276 4370 2423 127.9 27.5
2015.8 44257 4394 4492 2098 112.8 30.0
2016.8(予) 49600 5130 5020 2410 130.6 30.0
2017.8(予) 54000 5800 5900 3000 169.4 35.0

(16.2ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース08.8期までは単体、それ以降は連結。11.8期末に1:400、14.8期末に1:2株式分割を実施。それ以前のEPS、配当は修正ベース。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、①経営者の経営力、②事業の成長力・持続力、③業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/kosidaka201604.pdf
 

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