松井建[東1](1810)は異彩を放つか、熊本城の再建支援で市場の関心向かう

 4月20日に松井建[東1](1810)は、828円(+32円)と反発、一時857円(+61円)と買い進まれ18日につけた年初来の高値821円を更新し堅調です。

 熊本県を中心に16日未明に起きた震度6強の地震で、熊本県内では文化財の被害も広がっています。阿蘇市の阿蘇神社によると、国指定重要文化財『楼門』が全壊。拝殿も全壊し、国の重要文化財の『一の神殿』『二の神殿』『三の神殿』にも柱や壁などに被害が出ています。

 14日の地震でしゃちほこが失われるなど被害を受けた熊本城では、天守閣の瓦が大量に落ち、国の重要文化財の『北十八間櫓(やぐら)』『東十八間櫓』が倒壊と被害が拡大しています。
 これを受け、日本財団(東京都)の笹川陽平会長は19日、都内で記者会見を開き、熊本地震の被災者に対して93億円分の第1弾支援策を行うと発表しました。内、熊本城の再建支援に30億円を充てると伝わっています。

 1586年(天正14年)の創業以来、社寺建築で定評がある松井建[東1](1810)に市場の関心が向かっています。

 関東大震災の被害をうけた築地本願寺竣工(平成26年国重要文化財に指定)、小田原城天守閣復興、金沢城石川門(重要文化財)修復、金沢城菱櫓、五十間長屋復元など復元工事に実績があり、熊本城の再建工事や国の重要文化財の修復などに受注期待が高まると見られます。

 また、南海トラフ地震への連鎖が懸念されていることを考えると、同社の技術は需要文化財などの修復に欠かせないと思われます。

 四季報では連続最高益更新、増配含みと観測。前期予想PER7倍台・PBR0.88倍で、東証1部市場の建設業の平均PER13.34倍・同PBR1.36倍と比べて相対的に割安感があります。

 チャート的には、年足では1987年の上場来高値2136円から1999年安値213円まで調整。2008年安値230円と売り直されて二番底 形成から上値抵抗線の2006年高値640円を突破し、昨年12月3日高値815円と上昇。その後、1月21日に年初来の安値600円と調整して いましたが、24か月移動平均線(624円)をサポートラインに上値基調を強め ています。

 安倍晋三首相は20日、7月の参院選に合わせて衆院選を実施する衆参同日選を見送る意向を固めた。熊本、大分両県で続く地震への対応や足踏み状 態が続く景気テコ入れを優先すると伝わっています。

 多くの建設株は、アベノミクスの国土強靭化で相場を出した感はありますが、松井建[東1](1810)は、一株利益は111.40円ありますか ら、下げの倍返し1050円(1993年高値1045円)どころを目指し、異彩を放つか注目されそうです。
 
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