目先は、円高を輸出関連株が織り込む動き

(指標)NYダウ

 先週の予測では、前週のイエレン議長の発言から、早期利上げ観測が後退しドル売り・円買いとなって株価は上昇してきたものの、チャートでは17800~18000ドルという過去に大きく出来高を伴っているゾーンであるため、17800ドル水準からは上値は重いとしました。 結果的には、IMFによる世界経済についての弱気の見通しもあり、4月1日の17811ドルを目先のピークに軟調な動きとなり、4月7日(木)は17484ドルまで下げて▼174ドルの17541ドルとなり、週末の4月8日(金)は△35ドルの17576ドルで引けました。

 今週はアメリカでは、1~3月期の決算発表が始まります。金融関連の決算は明暗が別れる見通しです。世界経済の後退懸念からアメリカでの早期利上げ観測は遠のき、低金利が継続されるとなると金融セクターの収益にはマイナスとなります。それが決算にでるようですとアメリカの株価もいったん調整となる可能性があります。
 
NYダウ04-11
 

(指標)ドル/円

 先週の予測では、イエレン議長の追加利上げに慎重な姿勢から9月以降の見方となっているが、経済指標が好調であれば早期利上げの可能性は残っているため、そのまま円高が継続することはないとしていましたが、IMFが世界経済のリスクに言及したことで、リスク回避の原油、金、円が買われる動きとなり、安倍首相が米紙のウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで為替の介入に否定的な発言をしたことで、1ドル=107.37円まで円が買われました。いったん円高一服となって109円台となるものの再びドル売り・円買いとなって108.12円で引けました。

 今週も、市場が110円とみていたフシを下に切ったことで下放れの形となり、下値水準をさぐる展開が想定されます。背景にはアメリカでの早期利上げの困難な見方が広がり、安倍首相が為替介入を否定したことで円高基調が持続しやすい状況です。但し、急激なドル安・円高では日本政府の対応がでる可能性があります。

 107~110円のレンジを想定。
 
為替04-11
 

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