素のチャート

 今のようなリアルタイムのチャートが、スクリーン上で見られるようになったのは、1990年代後半以降だ。80年代前半からトレードしている私などは、目でインディケーションの画面を見、耳でリアルなレートを聞いてトレードを行った。

 その頃から手書きのチャートはつけていたが、前日終値までのものが基本なので、現場のディーラーたちには、チャートは役立つものとは思われていなかった。

 実際のディーリングの拠り所は、前の高値、安値を覚えていて、そこを抜けるか抜けないかで、相場が強い弱いと判断するものだった。つまり、その当時から、私は高値が抜けないと判断すれば売り、安値が抜けないと判断すれば買いと、転換点を見極めて売買につなげていたことになる。

 その後、売買を重ね、数限りなく痛い目にも合いながら、価格変動の本質などの理論を構築していく中で、最も効率的な運用は「山越えを待って売り、谷越えを待って買う」ことだとの結論に達した。

 そうして、山越え確認で売り、谷越え確認で買うことを繰り返しているうちに、テクニカル指標にも親しみ、多くのテクニカル指標が転換点の見極めに役立つことに気付いたのだ。

 例えば、高値に近付きながら抜けないのは、ダブルトップだ。抜けて買うのはブレイクアウトだ。抜けないで下げ始めると、デッドクロスが出る。

 そして2009年になって、当時のスクリーン上で誰にでも見られることができたテクニカル指標を虱潰しに検証し、ディーラー目線から「つかえる指標、つかえない指標」と5段階評価し、パンローリング社からテクニカル指標の本を出版した。

参照:「テクニカル指標の成績表」

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