三愛石が高値更新、フィデリティの買いが下支えしインバウンド人気再燃へ

 三愛石[東1](8097)は、10月30日に26円高の927円と3営業日ぶりに反発、36円高の937円と買われ8月5日につけた年初来高値920円を約3か月ぶりに更新しました。

 インバウンド関連人気が再燃しています。羽田空港が国際空港として再出発してから10月21日で丸5年を迎えましたが、就航先は近隣のアジアから欧米やオセアニア、中東へと広がり、同25日には昼間時間帯の中国本土路線の発着枠が一気に拡大すると伝わっています。国際線の就航の増加に伴い、航空燃料は増加する見通しで、11月10日に予定されている今3月期第2四半期決算の発表に対する期待も高まっているようです。

 また、需給が改善していることがわかります。8月7日には三愛石油が発行済株式総数の3.54%にあたる260万株(896円)、23億2960万円を上限に自己株式立会外買付取引(ToSTNeT‐3)で買いを実施しましたが、主要株主のリコーが政策投資目的で保有していた260万株を売却しました。

 需給改善というよりはむしろ大株主による大量売却を嫌気、中国経済に対する先行き不透明感の高まりを背景にインバウンド関連人気が下火となったため、8月25日に年初来の安値692円と調整しましたが、8月末時点でフィデリティ投信が502万5000株(6.79%)取得したことがわかって以来、700円どころを下値として固め、24か月移動平均線(737円)がサポートする形で再び上昇してきました。

 リコー[東1](7752)についてですが、10月19日に銀座(東京・中央)にある2カ所の自社ビルを売却したと発表。17年3月までの中期経営計画で資産の効率化に取り組み、アピール多角化事業や保有不動産の整理を進めているのですが、エフィッシモ・キャピタル・マネージメント(旧村上ファンド出身者が設立)がリコー株式を72,131,600株(9.68%)を保有していますから、今後どのようなアクションをリコーに対して起こしていくか市場の関心を集めると思われます。

 リコーは残りの三愛石油株式9,162,820株(12.38%)についても売却を視野に入れると思われますが、三愛石油は実質無借金で今3月期売上高は増加しているキャッシュが豊富ですから、自己株式立会外買付取引(ToSTNeT‐3)で自社株買い付けを実施し、市場には影響を与えないと考えられます。

 三愛石油は足元で業績が好調ですし、羽田空港が2020年開催の東京五輪に向けて、訪日外国人迎え入れの体制を整えており、国際線就航増加で中長期的な成長が見込まれます。需給面ではフィデリティ投信の買いや自社株買い期待が下支え、一株純資産は約1100円あり、4ケタ大台乗せとなるか注目されます。

ji_151102_8097

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> 注目銘柄・企業情報> 三愛石が高値更新、フィデリティの買いが下支えしインバウンド人気再燃へ