東芝保有株が売却される?

 先週の一部報道によると、不適切な会計処理で大きく揺れる東芝が、資金不安解消のために、2000億円の資金捻出を方針として固めた、という。この資金捻出のための再有力候補は、いわゆる「持合い」と言われる政策投資株式売却だと言われている。

 今回は、読売新聞などの報道だが、そもそも7月9日、ロイターなどの報道で、東芝が米国の原子力子会社ウエスチングハウスの株式などを売却する、という報道が出て、その連想で、一部の東芝保有銘柄が売却される、という動きが出たことがある。ただしこの7月9日は、ギリシャ問題などで世界的な株価下落が起きた日でもあった。その為もあり、個々の銘柄がなぜ下落したのか、明確な理由がわからなかった日でもある。

 そしてその後、各社の株価は、日経平均の戻りと共に上がってきたが、再度、7月17日に、読売新聞がより明確に報道したものだ。この報道がどの程度の信用性があるかは不明だが、ウエスチングハウスの件といい、今回といい、資産売却の検討がされるのは、ある意味当然だと言える。

 しかし、この報道で東芝保有株が売られる、という動きが大きく出るようなら、内容の良い会社に関しては、絶好の買い時になる可能性がある。というのも、結局のところ、東芝が資産売却に動くとしてもその影響は一時的であり、全株を市場で一時に売る、という訳でもないだろうからだ。

 逆に、これらの銘柄を買って、政策的に保有しておきたい企業は、数多くあるのではないだろうか。政策投資が否定的に捉えられやすい環境とはいえ、ROEがある程度の水準にある企業であれば、確かな技術を持っている企業との連携は、投資家の理解を得やすく、メリットが大きい。

 また、「売られる」とされている企業こそ、いい迷惑で、もしこれを買い、安定的に保有してくれる企業があれば、相手によってはウェルカムだろう。私が証券会社にいた頃の経験からいえば、ここは大きなビジネスチャンスだ。東芝保有の有望企業の株を、まとめて他企業にもってもらい、資本業務提携を演出する、というのは、証券会社の法人マンとして、ぜひともやりたい仕事だろう。そうなれば、逆に「売られる」はずの企業の株価は逆に上昇する、ということも、十分に考えられる。

 つまり、今回の報道によって株価が大きく下落するような局面があれば、そこが中期的な買い時になるのではないか、ということだ。

 下記に、東芝が大量保有報告書を提出していた銘柄をリスト化してみた。もちろん、目先は下落する可能性があるだろう。そこで、これらの銘柄を狙うタイミングを、考えてみよう。

大きく、以下のようなタイミングが挙げられる。

 一度目は、ロイターなどでウエスチングハウスの売却が報道され、かつギリシャ問題が悪化した7月9日の下落日の安値。一度下げた実績があるだけに、そのときの安値は、一つの目処となるだろう。

 二度目は、PBRが1倍台にある銘柄の、PBRがちょうど1倍の水準。ROEがしっかりしているような銘柄なら、PBR1倍近辺で買うのは割安だろう。東芝プラント(1983、PBR1=1152円)、ニューフレアテクノロジー(6256、PBR1=3754円)がそれに当たる。

 また、配当利回りが2%を超えるような銘柄、ニューフレアテクノロジー、東芝機械(6104)、日本タングステン(6998)は、底値は読みやすい。

東芝保有株関連

hyo

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