2015年7月1日時点での主要市場見通し

花の一里塚~市場見通しサマリー

2015年7月1日時点での主要市場見通し

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基本シナリオと見通し数値について

米国経済の基調的な回復は揺らいでいない。日本も徐々に内需の持ち直しが明確になってきているが、同時に輸出数量の伸び悩みも目立つ。
そうしたなか、ギリシャの財政問題自体は長く残るが、市場はギリシャの経済規模や世界金融に占める大きさを踏まえ、ギリシャ問題は市場の材料としては薄くなっていくだろう。一方で、米国各市場の高バリュエーション(株価、長期国債価格、米ドルの高さ)は、修正を余儀なくされるだろ。これは別の言葉では、金融相場から業績相場に移行する際の中間反落であり、通らざるを得ない「試練」だと考えている。相場修正のきっかけは、9月利上げの可能性を織り込みに行くことであると見込まれる。米国市場の波乱が日本を含む世界市場を巻き込もうが、それは経済実態の揺らぎによるものではなく、市場の適正価値への修正に過ぎない、という点が重要だ(価格修正が終われば、再度世界的な株価上昇基調が復活すると期待される)。
もう一つの懸念材料は中国経済だ。減速色は一段と強まっており、買われ過ぎた中国株価の大幅な下落が懸念される。金融緩和等の対策を中国政府が打ち出しているが、「対策が出たから大丈夫」ではなく、「対策が出てもどうしようもない」という事態に移行する恐れが強い。中国の株式市場は他国と遮断されている(資金が自由に出入りはできない)ため、各国市場同士の連鎖は起こりにくいが、中国株価暴落→中国景気の加速度的な悪化→他国景気にとって悪材料、という経路は要注意だ。

以上から、基本シナリオとして、短期警戒・長期楽観のスタンスを維持する。具体的な予想レンジの修正については、2015年12月末までの予想については、方向性は全く変更しないが、次のような理由から小幅に修正した。
すなわち、まず国内株価は、調整色が強まるなかで、内需の持ち直し(とそれに着目する外国人長期筋のこつこつとした買い)を反映して、内需小型株の堅調さが想定より強い。このため全般的に、予想レンジを小幅上方修正した。国内長期金利は、国内株価の高値推移、円の安値推移、海外長期金利の上昇といった金利上昇要因にもかかわらず、動意を全く失い、金利の低位推移が続いている。このため、予想上限を引き下げた。
米ドルは、連銀が声明や記者会見等において十分な配慮を行ない、今のところ市場に過度の混乱を起こすことを巧みに避けている。その分だけ米ドルの下振れ幅が限られてきたと考え、レンジを若干上方修正した。ユーロはギリシャ等の悪材料は十分織り込んだと推察され、下値は限られているが、景気の低迷(後退ではない)やECBの緩和スタンスの維持が長く続くと予想されるため、上限を下方修正した。豪ドルも、中国向け輸出の低迷や緩和気味の金融政策などの悪材料は、既に場にさらされている。しかし豪州準備銀行は、政策金利の下げ止まりから引き上げのタイミングを予想以上に慎重に考えており、予想レンジ上限を下方修正する。

こうした考察を踏まえて、2015年12月までの予想レンジについて下記の修正を行なった(下線太字部は変更箇所)。

日経平均株価(円) 16500~21000 ⇒ 1700021500
10年国債利回り(%) 0.3~1.7 ⇒ 0.3~1.4
米ドル(対円) 105~125 ⇒ 110127
ユーロ(対円) 130~160 ⇒ 130~155
豪ドル(対円) 90~120 ⇒ 90~110

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